わたしたちはだしだしななしだしだがしかしさがしたいかたいいし
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手に取ってちまちまほぐすカニカマをまだるっこしく思う日も有り
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気が付けば 君と別れた この場所へ あの八月も 思い出として
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失恋は 春一番が吹くように 儚くそして 突然なんだ
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アスファルトのきらめきだけで冬だってわかる気がした信号の前
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最近の予定バイトだけ 心躍るイベントがひとつもないな
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ギリ遅刻? 靴下落ちる足元の冷えた都営に差し込む朝日
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日曜の朝 涼風と 濃い青の 空は心を 昔に帰す
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超便利最新家電電器屋ヘ見に行くだけの古希は貧乏
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全国的に晴れ暖かい女房とデート日和の久しぶり手を
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花子さん便秘でトイレ長いから付けられたのがこのあだ名です
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やきとりの 油がおちて 火力が上がり お客の笑顔 さらに増す
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光量を たっぷり含んだ きさらぎの かわいた風よ 吹きとばせテロ
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ドーナツとマグカップとは同相で だから私は星になれない
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いつの間に、見えなくなったため息で桜のつぼみほどける季節
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子供らが 娯楽に興じ 一日中 ネットに嵌まる 親も同類
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スタバで、同期の孫に会う、将来、同期会た・の・し・み、じいより
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人類は 不治の病を 克服し 欲を煽って 自滅を招く
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生きてればいいそれだけでありがたい そう思い歩く見舞いのあとに
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みんなに自慢したいモテ期と思ってるしつこい古希はやっぱりアホだ
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🥾ハイクして、俳句も一句、あらたのし
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人間を 野獣のように してしまう ネット中毒 新たな病気
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河津桜が満開恋は終わったのにエレジー作詞家をやめたいな
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どなたかは存じませんがこの星の この時共に歌詠む同志
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欲のまま 我慢知らない 人生に 何の目的 見出せようか
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苦しみも 悲しみさえも 糧にして 忍耐知れば 希望途絶えず
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探してた大切なもの見つかって  世界が一瞬光になった
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ひとりずつ 登るべき山 違えども 声掛け合って 安全祈れ
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入浴の母の背中を洗う日は さっきの意地悪一緒に流す
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嘆けども 他人の人生 関わらず 超然として 我が道を行け
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