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蝶ちょさん つとベランダに 迷い来て ねこはよろこび 大はしゃぎする
22
覚悟した残暑は雨に連れ去られ着るもの迷う長月の朝
37
咲き残るノウゼンカズラ花落とし雨に打たれて地を
朱
(
あか
)
に染め
32
フサフサの尾を振り歩くきみたちの日々は楽しいそう信じてる
9
雨やだな くらいだったが 最近は 気を付けたりと 対策大事
5
「全米が泣いた!」と謳う映画ありアメリカンのごと薄き
塩味
(
しおみ
)
よ
14
「5分違う 出発時間が早すぎる」 妻の指摘に なぜうろたえる
17
ころころと転がり続けて ああ、だのに やっぱり苔生す七十余年
13
ストライプ斜め揃って落ちていく 雨は綺麗と思わせてくれ
11
雨続き 心に深い 水たまり 「秋晴れ」とは なんのことやら
11
鬱々と長雨の朝 片目瞑れど 風呂場の隅に黴は棲みたり
13
ささくれが 人差し指に 生きている 手を使ってる 証拠嬉し
4
朝ドラの 踊るヒロイン ブラッサム リズムにのって 輝いてくれ
4
笑ってよ 楽しいだろう 素直にね 先の事など ノーバディノウズ
3
むなしさに食い荒らされて擦り切れた心を誰に見せるでもなし
5
むなしさに口塞がれてとぼとぼと歩きまわれば突き当たりを右
4
機長告ぐ見えざる日付変更線 越えて羽田の吾は何処に
9
孤独なるうさぎは己が毛を食みて
主
(
あるじ
)
の帰りただ待ちたらん
14
冬の部屋石油ストーブ焚いてをり餅と灯油の生活臭よ
9
夏ならば心地よきかな入る風も今朝肌寒に戸を立て閉ざす/ぶるっ
20
むなしさに打ち震えつつ今朝もまた意味を生みだす支度にかかる
9
ひとの顔 不思議なんだあ その時に きれいに見えたり 歪んで見えたり
5
今日もまた窓辺に寄りてただ一人訪ねる先もない心かな
4
残されし二人ばかりの家族なり 土鍋の中の好み違えど
31
責任を感じたんだろう あの人はカッコウになってこの星を去った
8
神城の 神主
Z
U
N
の 実家前 知らずに通り 厨の名が泣く
4
「打つ・打たぬ」迷うは「いいね」の
慣
(
なら
)
ひにて 賭場に入りたる凌ぎのモラル
10
白馬村 神主
Z
U
N
の故郷と 知らずに行けど なほ悔いは無し
4
悪夢から 救ってくれた カラスさん 少し早いが 感謝するよ
15
久しぶり須磨の海岸訪れば ただ波音が今はもう秋
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