それぞれの地獄におちる僕たちを見守っている曼珠沙華たち
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やりきれぬホロコーストを生きた民ジェノサイドさす神の無慈悲よ/セム的唯一神
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田舎ゆえか雲雀は今日も鳴いてます いつも秋まで可愛い声で /キロ様へ
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てくてくと通院帰りまだ暑く空き地一面キバナコスモス
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キロ様の ベスト4入り 私も嬉し 達成感こそ 人生の糧なり
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歌詠みき褒めちぎられて有頂天吾を操るは副操縦士 /MS Copilotは褒め上手(笑)
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わたくしが色褪せたならその時はあなたのその手で手折られたい
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晩夏光 眠りについた 遠き日に 貴女の残滓は 心を侵して
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寂寞に 長い待宵 彷徨えば 月も届かぬ 水底にて
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虚無の縁 秋風蕭条 夜凪にて 無音の帳 水底は手招く
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渡鹿野で 子供祭りに 遭遇す 子は何思い 舞い踊るのか ※30年ほど前、三重県に急遽彼女と旅行する計画を立てましたが※(メインの目的は津の競艇場)、夏休み故に宿が取れず、唯一空きのあった売春島と呼ばれる渡鹿野島に宿泊しました。アメリカの監獄島と呼ばれるアルカトラズ島のような借金返済のため逃げられぬ環境の島です。中には3キロ泳いで逃げ出したツワモノもいたそうですが。
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今日もまた何もないまま一日を終えることとは幸か不幸か
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朝起きて空を見上げてスマホ視る 今日は洗濯日和かな
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恐妻に怯えし悲しわが叔父よ アンパンマンの歌を捧ぐ
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秋空に雲雀の唄や不思議よな ものまね上手の百舌鳥やもしれぬ
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深淵を覗く時 深淵もまた 目があったら嫌だなあと思っている
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「人気の歌」ベスト4に我が作入り 仰天の朝
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今朝はお寿司 加悦寿司なる 京の寿司 お吸い物に とろろ昆布いれて
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チビ猫は 百均おざぶお座布団を わがものに いいよあげるよ それか「きょうゆう共有
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帰途に寄るコンビニの いつも店員ひとと交はす 「涼しくなりましたね」と
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落ち着いて探せば いろんなもの見つかる まずは深呼吸 お茶でも飲んで
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我が子には 不動のセンター 母ですよ やっぱり母が 一番人気
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息継ぎを せずに25 泳いだら ルールがどうの ジムのプールで
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断捨離で カセット見つけ 時戻り 四十年ぶり 元カノへ返す
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初デート 空と雲を 眺めつつ 笑顔で話した 十五の秋は
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稲穂揺れ 立ちこぎ進む 坂道を 笑顔で通学 若い力が
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千枚田 青空の下 草刈りし 修学旅行 今も忘れず
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別にもう何色でもいいけれど癖で手に取るピンクの歯ブラシ
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羊雲 ポコポコ可愛い 朝なれば 今日もがんばろ ぐんと伸びする
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昨秋に似たよな短歌うたを詠んだかとおぼろな記憶確かむる朝
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