舌痛症・便秘に糖尿・不眠症 薬は全部で何錠だ
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いつもなら今日が二月の最終日 得したような閏一日
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悲しいよ会ったことさえ無いけれど気が合う様な貴方ナノにね
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ネノさんがここにいないと今気づくネェネェネヌネノどこなの?
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「思いやり」でなく「過剰な配慮」ではないかと思う現代社会
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一人きり 列車に乗りこみ 肩ふるう 区間快速 関門海峡
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粉雪の 消えゆく刹那 玉響に 荒れる海風 ものともせずに
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吐く息が 白くなりゆく この季節 震える足を 止め町眺む
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初恋は 貴女を想う 十一月 このマフラーを できることなら
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粉雪か それとも涙か 松山の 城から眺むる 冬は悲しき
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はじまりの残響なんだなにもかもさよならをしたあとの夕焼け
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木枯らしを 聞く度聞く度 増えていく 一枚一枚 薄い布団が
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霧雨に 混じりつつ降る 粉雪に 貴女の姿 しばし留める
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十二時半 六畳半に ただ一人 こたつにこもり スマホ投げ出す
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穏やかに 中洲の夜を 彩るは 屋台の煙と 光るもみの木
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朝ぼらけ 鈍く光るは 天つ日か それとも肩に 積もるる雪か
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夜なのに空気が柔らかくてあたたかい 今日という日を春と呼びたい
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地吹雪よ 積もった迷いを拭い去れ ぐるぐる淀む憂いを浚え
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アレルギー 七年かけて少しずつ 卵、克服! 初オムライス♪
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ぼくは悪くないと意固地になるきみをきらいになる練習をする
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繋がった心はいつも半分こ あなたの辛さ半分背負う
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深夜2時 時折呟く「さびしい」は「私もそう」と言ってほしいだけ
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語彙力は とうに忘れた 地の果てへ 重力にすら 逆らいたい夜
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その言葉信じることに決めた夜 揺れる心を静かに止める
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大丈夫夜は明けるし陽は沈む乾燥わかめも適量入れる
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黄昏の家路の空を眺めては あなたも同じ空見てるのね
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君が行き、日はまだ暮れず、しかすがに 濡れにし袖の乾きを知らず。
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次会える日までの数は?指を折る。 遠くて悲し、近づき嬉し。
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ふざけるのも真面目ぶるのも違う気がしてだれもかれもイルカになった
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受け止めるためにひろげた両腕を撃ち抜くための標的とする
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