霧深み我が旅のみち見えなくに路傍ろぼうの花は美しく見ゆ
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予定なし すこぶる快晴 鳥のように どこまでも行け 私は自由
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約10分 ねこたちビビりて 逃げ惑う 半年いちどの 消防点検
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ひさびさにサンダル履いて 靴擦れて 夏はもうそこ 慣れにゃならぬと
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一人でも楽しいけれどもう一人共有するのも心が豊か
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アオザイのカフェの店員微笑みて花はどこにいったか探す/ベトナム戦争を思い出して
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探すほど居らぬ目当てのあの鳥は探すの止めて座ればそこに
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君の手の 氷が解けた カルピスは もう甘くない この恋に似て
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消えそうな 氷を揺らす あの人の 手の中にある さよならの文字
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新ジャガの 美味うまさコロッケに詰め込みて 君を待ちおる 今宵こよい夕餉ゆうげ
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花揺らす風が過ぎ去り猫あくび世は事もなし靴下に穴
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あの頃と三倍高値な塩鯖に値引きのシール客は正直
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くちびるとくちびるの間に横たわる沈黙と消えない煙
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旧暦じゃ今日が四月の一日だ夏の始めだどうでもいいけど
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575 上の句にある 日常を 77という 下の句で笑う
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ハット卿管理能力疑問だよ トーマス崖に落とされてたよ
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五月なか真夏日きたり エアコンの重ね着するや 衣替え前
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指先が一つ欠けてるいい男眉間にはきず背には倶利伽羅
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朝靄に 紛れて歩く 横顔を 追えばほどける 靴紐ひとつ
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妻の背の思いの外にやつれおり なでてやりたき 琥珀の酔いに
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この空の蒼の重さと夏のに おろしたシャツの白で抗う
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近頃は「二季」がふさわしヴィバルディ 音楽だけでしのぶ春秋
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読まないで 積まれた本の 背表紙を 続けて読むと 叙事詩のごとく
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黄緑の スクールゾーンの 看板に シールが貼られた 電信柱
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夏盛り 通り雨過ぎ 陽炎が ゆらゆら昇り 青葉きらきら 銀の玉 光り滴り 露と消え入り 儚さよ
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皺寄れるシーツに残る異国文字 四十年ののち朝を起こせり(松任谷由実「時のないホテル」より)
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安らけし寝顔の髪を指で払い 皺寄るシーツ 煙草火を消す(松任谷由実「時のないホテル」より)
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あまりにも真面目に過ぎた平日を捨てて怠惰と駆け落ちをする
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​時迫り 声よ届けと ただ願う 姫を冠する 署名送信
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古希過ぎてあと何回と指をおる スマホ機種変ワールドカップ
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