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立ち上がりめまいで触れたこめかみに
老眼鏡
(
シニアレンズ
)
が鎮座していた
33
フェンシング メダルラッシュ 無視されて 見たい見たいよ 見事なアレー
4
バス待ちつ 傘を叩く
雨声
(
うせい
)
に耳
傾
(
かぶ
)
かば 遠き
入梅
(
ついり
)
の記憶
28
行き違い喧嘩を買って
言
(
・
)
葉を
売
(
・
)
る 相手の動き
読
(
・
)
めないんだが /読
1/27
7
囃子音の 聞こえぬ空に 欠け月と 二人酒飲む 寂寂として
14
鎹と 言いますけれど 二つあり 豆冨でなくて 人の方です /子
5
柔道を 中継しない TBS あなたは何処の 放送局
4
秋晴れに葉見ず花見ず彼岸花白き花色庭隅に立つ
34
雨上がり白き月見ゆ九月尽葉末の露の朝日に光る
28
台風よ そんなに日本が 好きなのか くっつきすぎよ 離れてくれよ
6
参ったね 分からないよー リピートで 生中継が 何の競技か
5
ダンボールの部屋で君がくれた紅茶飲んでしんと生活の色
6
猫の手を 握り寝落ちす
夫
(
つま
)
に猫 そっと引き抜く 握手は苦手
16
我々が死んだら 「誰が面倒を見るのか不安」 と百歳の母/ちょっとブラック
11
泥濘の 最中鬱向き 紅の池 差し出された手 掴み損ねた
6
丁寧は過ぎればひとを遠ざける山車を見おくる雑踏ひとり
18
長月の
長雨
(
ながめ
)
気づかず。カーニアン期より、鬱の僕に添へばなり。
6
肌の色 じゃがバターに なっちゃった
色白世界
(
いろじろせかい
)
おいてかないで
4
口頭で 厳しい言葉 オリンピック 働きアリに なれそうにない
4
最近の 推し飲み物は なんですか? 私はただの炭酸水
7
夜半の秋 人も疎らな無人駅 月影踏みて家路急ぎぬ
26
喪服着て 立膝ついて 煙草吸う 18の叔母 曼珠沙華
5
葉の裏で 雨宿りする虫たちを おどかさぬように 傘を広げる
36
待ち合わせ場所にいそいそ駆けつけるそんな思いで青空待った
11
久しぶり 夕陽に声を 掛けてみる 当たり前など 無きものと知り
28
倒れても起き上がらせば色変わり秋の気配か庭のコキアよ
10
ちはやぶる神ぞ泣かるる布引の滝の玉散る柑子の雫
6
揚げたての豚カツ囲む団らんに『ちびまる子ちゃん』のエンディング曲
23
ポストの中あなたの名前が届いてる ここがあなたの墓場になるの
7
あしたから
暫
(
しば
)
しの別れ懸念の宵 知ってか知らずか
愛猫
(
きみ
)
はまったり
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