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だれだろう、幼いぼくを抱き上げた 故郷とかでもないあの町で
12
細
(
ささ
)
やかな親切に出会ふ瞬間 小さな平和ここに生まるる
27
働いた朝食うまし曇りでも散歩しないで草むしりあと
7
蛸は何故 ウイルスに負け 死んだのか はよ気付けたら 死なずに済んだ /
1/7
note
ネタ
5
夜の闇ガラス割るため校舎入り SECOMのブザー容赦なく鳴る
20
スマホ手にあくせく動く人の間に 頁を捲る君に惹かれて
14
耳慣れた 雨音聞きつつ 烏丸の か細い声に あの夏思う
15
会いたいなぁ…窓打つ雨に君想うペンダント開け「今何してる?」
22
告白の返事はすこし待ってくれネバーランドに着けたら言うよ
5
棚引きし 空も白みて 朝日立つ 秋の気配は 肌に染みこみ
24
青空に柿の実映えて赤とんぼ飛び交う畑虫の声満つ
21
だいじょうぶ 負けるな必ず 日は昇る そしたらすぐまた 夜になるけど
10
秋らしい景色になった稲刈られ西日に長し稲杭の影
21
晩酌の支度出来たりうきうきと 箸を持ったら緊急コール
11
旅先の 駅に寄り添ふ老夫婦 言葉少なに互ひ気遣ふ
22
お元気で 百歳などは まだまだと 思想
違
(
たが
)
えて 棺桶近し
15
どうにかさ 君の額の 寄ったシワ ほぐせないかな 僕じゃムリかな
11
鈴虫 このままずっと 鳴いてくれ うるさい世界が 目を覚まさぬよう
6
冷えた手で継ぎし
十年
(
ととせ
)
に糠を足すセロリを漬けて夜は沈みぬ
32
長雨に 庭の草だけ生き生きと 野菜高騰 財布ヒーヒー
11
ふるさとの
三歳
(
みとせ
)
ののちの我が家は蔦ぞ絡まる
亡母
(
はは
)
も帰らず
32
夜をこめて 猫纏わりに 計られて 眠たき人は 餌蓋開く
8
電子版「ときをただよふ」とふ我が歌集。六年前の苦労の跡が
6
日に一首よみつづけきて七年余。
生業
(
なりはひ
)
ならねど歌人をきどる
6
雨続く 日々の仕事も どんよりと 多忙に心 奪われる日々
21
暁の 東の端に 墨雲は 海にそびゆる 遠山に見え
14
店の前 女がひとり うずくまり ガードレールに 腰掛ける連れ
5
ふと夢で我の行先触れたよな感触残る まだ青い夜
6
絵本ヤダ?ならばエンタメここ座れ 怖い絵本で泣かせてやろう
8
自販機の 裏から出てきた おじさんを ひょいと躱した 満月の夜
7
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