渋滞の車内に溢れる笑い声 家族でしりとり東名高速
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水族館シーラカンスを凝視する キラキラ光る君の眼差し
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最近の子どもは外で遊ばぬと 言うなら親が連れ出せばいい
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殻を出るにもガソリンが必要で今日はこたつに眠るヤドカリ
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紛れなき三寒四温なごり雪今日もふるふる舗道を濡らし
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立ち止まり袖を見つめて息止めて、小さなソレは水滴になる
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踊れないパパ踊れないイージーなステップも踏めない観光地
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優しさのある春の香りが待ち遠しい けれど別れの香りにはしたくなくって
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恐れれば 始まるものも 始まらず 愛することを 知らぬ同然
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何事も 愛しすぎれば 欲となり 愛さなければ 何事もなし
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嫌なのよ本当に怖い心から その日その時が来てしまうのが
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いつぞやかこれにも終わりが来るのかと 考えていたその日その時
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雪だるま 雪合戦を した頃と 何が変わって しまったのか
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子供らが 雪を触って どう思う 天から下る 白き黄金
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冷えていく二十三時のやや手前 三十一文字に変える寂寞
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もしかして 夢と現実 比較して 冷静ならば 現実が上
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早咲きの桜が風に揺れていた雪降る今は震えているか
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見ず知らずのかた母の身ケアプラン託すのか せめて猫好きの人であれかし
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ある程度割り切りたる母 年の功 娘のワタシが不安であります>ひさかた乃様、ありがとうございます
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無条件降伏せよと迫るのか史上最低呆れた元首
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雪が降る 天気予報が 当たったと 気象庁では 今日は宴会
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やぶ椿 ぽとりと落ちて地でも咲く 生きた証を残すかのように
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ワイパーを雪にそなえて立てたけど隣の車立ててなかった
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逃げないで 我慢しながら こつこつと やってる人は 現実の人
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現実に 立てば立つほど 夢が成る 不思議なもんだ ホントの話
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夕焼けが今日の終わりを告げている明日は来るの 来なくていいよ
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破茶滅茶に踊る心と裏腹に澄まし顔して今日も生きるよ
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いいことが あるはすなんて なかろうが 現実逃避 一事が万事
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幻想は 真理の前に 砕け散り 夢見る者は 死に絶えるのみ
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傘の下耳を澄ませて聴いている降っては積もる雪の衣擦れ
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