だれだろう、幼いぼくを抱き上げた 故郷とかでもないあの町で
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細(ささ)やかな親切に出会ふ瞬間 小さな平和ここに生まるる
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働いた朝食うまし曇りでも散歩しないで草むしりあと
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蛸は何故 ウイルスに負け 死んだのか  はよ気付けたら 死なずに済んだ /1/7noteネタ
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夜の闇ガラス割るため校舎入り SECOMのブザー容赦なく鳴る
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スマホ手にあくせく動く人の間に 頁を捲る君に惹かれて
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耳慣れた 雨音聞きつつ 烏丸の か細い声に あの夏思う
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会いたいなぁ…窓打つ雨に君想うペンダント開け「今何してる?」
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告白の返事はすこし待ってくれネバーランドに着けたら言うよ
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棚引きし 空も白みて 朝日立つ 秋の気配は 肌に染みこみ
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青空に柿の実映えて赤とんぼ飛び交う畑虫の声満つ
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だいじょうぶ 負けるな必ず 日は昇る そしたらすぐまた 夜になるけど
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秋らしい景色になった稲刈られ西日に長し稲杭の影
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晩酌の支度出来たりうきうきと 箸を持ったら緊急コール
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旅先の 駅に寄り添ふ老夫婦 言葉少なに互ひ気遣ふ 
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お元気で 百歳などは まだまだと 思想違(たが)えて 棺桶近し
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どうにかさ 君の額の 寄ったシワ ほぐせないかな 僕じゃムリかな
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鈴虫 このままずっと 鳴いてくれ うるさい世界が 目を覚まさぬよう
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冷えた手で継ぎし十年(ととせ)に糠を足すセロリを漬けて夜は沈みぬ
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長雨に 庭の草だけ生き生きと 野菜高騰 財布ヒーヒー
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ふるさとの三歳(みとせ)ののちの我が家は蔦ぞ絡まる亡母(はは)も帰らず
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夜をこめて 猫纏わりに 計られて 眠たき人は 餌蓋開く
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電子版「ときをただよふ」とふ我が歌集。六年前の苦労の跡が
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日に一首よみつづけきて七年余。生業(なりはひ)ならねど歌人をきどる
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雨続く 日々の仕事も どんよりと 多忙に心 奪われる日々
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暁の 東の端に 墨雲は  海にそびゆる 遠山に見え
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店の前 女がひとり うずくまり ガードレールに 腰掛ける連れ
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ふと夢で我の行先触れたよな感触残る まだ青い夜
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絵本ヤダ?ならばエンタメここ座れ 怖い絵本で泣かせてやろう
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自販機の 裏から出てきた おじさんを ひょいと躱した 満月の夜
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