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鉄製の弁当箱に卵焼き母の分身ここにもあった
3
洗われぬ皿の気持ちを考える 頭痛で動けぬ夜に考える
15
街灯を月と間違えた同じ日に 善良を皮肉と間違えた
7
川口から海老名行きの電車にのって虹の端っこを見つけに行こう
6
決意して短歌教室通いたり下手くそなれどほめる人あり
15
稲妻の光を見てから音を待つ君を突いたら崩れ落ちそう
5
一秒の気づきに依りて思い出せ 世界の愛の絶えることなき
5
堕天使が虚妄の呪縛を解き放ち 絶えず続いた神の
詩
(
うた
)
聴く
4
雨続き 空梅雨だった去年より マシだろうとは思うけれども
8
天然の プールのような 小川から 緑の木々が 風でざわめく
21
曇り空 酷暑一息 風を受け 午後の予定も 少し穏やか
18
ローマ字ヘボン式に明日も秋ン中秋なら不倫流川なら
19
読み合いを続ける暇が水面下あるのだろうかまずはドローン
23
気づいたらおばあちゃん化が止まらない高い鏡を買ってみようか
31
青空は歩道橋の上にある手を伸ばしたら届くくらいの
4
「そうだよね」「わかるわかる」と聞き上手意見を言わず憎まれない人
5
思い出のタイムマシンで七人分バーガー買いに町へ出掛ける
14
正直に答えることをすすめます。わたしのアイス、一体どこへ?
4
素の爪でいた間だけいたきみにもう会わないよのベイビーブーマー
3
ジェミニさえ匙投げたらし Windows10なる妻の
P
C
固まる
11
異国人 言葉の壁はありながら 笑顔 手振りだけで通じ合ふ
24
夏空に寂しさ
纏
(
まと
)
う少女あり彼女のコーデはロックテイスト
4
隠してる鍵の在処はかえたからあの人はもううちに入れず
6
モーニング 次はどこへと ばあちゃんら 楽しみ増えし 朝のルーティン
12
愛猫
(
きみ
)
帰る 黒い子猫が 道端に 抱きあげて名を ジジと名付けた
23
小さき葉がハート形して茎に生ゆ愛しベゴニア君はリムラブ
12
白ドット 模様の葉々が枝垂れおりマクラータとふベゴニア美なり
15
瀬の音を即席麺の具に変えて渓風受けてハフハフ食みぬ
17
ぶつ切りを茹で麺と入れ山神へ感謝で食みぬ山女魚ラーメン
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遠見だと音は後から聞こえ来て二度楽しめる花火大会
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