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制服の 袖を掴めば ほどけそう 春の光が 邪魔をしている
4
合理性 費用対効果 その裏に 未来生き抜く 術を見いだす
11
巌
(
いわお
)
踏み
餌
(
え
)
を
食
(
は
)
む鳶の荒々し野生の命此処に極まれり
8
黄昏は駅ビル巨大なターミナル無きものにされバス行き交いて
12
チェアリング何処に行こうか金かけず単車跨る日曜想ふ
14
列島を 整形しても 手当てせず 導管破裂 鳥獣
跋扈
(
ばっこ
)
12
無邪気なる弾める声に癒さるる六つ上なる愛らしき人
13
稟議書の決裁待ちて四時過ぎて 始末の付かぬ週末の五時
17
先約に悪いと思う週末の 別のイベント心奪われ
5
人に会う
明日
(
あす
)
を考えて動けない 積もる洗濯 何を話そう
14
花落とし 固くしまりて 梅の木の 緑濃くして 陽を浴びにけり
15
今ならば誰かと指を絡ませてつむげるだろう落伍者の歌/銀魂 伊東鴨太郎
4
見上げれば五月の空は青すぎて 慣れない革靴 鳴れファンファーレ
29
産土(うぶすな)は 移り変はれど 二つなき 産土なれば 帰り来にけり
13
春の午睡 慌てて起きて外を見る 葉ずれの音が雨に聞こえて
12
音フェチの俺を虜にした君の電話の声は琵琶の音と鳴る
10
鼓動ごと 外へ奏でる 産声に ようやく会えた 茜さす君
13
流れてく 青の庭にて 頬寄せて 今を切り取り 二人の笑顔
8
ひと目見て 時の番人 迎え来て 瞳を濡らし 思い出胸に
6
凪(なぎ)る海 光の粒に 投げ入れて 二人で閉じた 四年の記憶
9
ドアを開け ざわめく先が 目に止まる ボードに浮かぶ 私のワード
4
念願の 復縁果たし 戎橋 ふたり揃って グリコポーズを
6
母の日も 感謝の言葉 飲み込めば 湯気の向こうで 昔話を
7
工場の跡地の深い草むらに引き込み線の軌道は眠る
28
心には やかんの煙 立ちのぼり 燃やした怒り 焼きそばに混ぜ
5
今日のワンコ 名前覚えきれず あたふた 三つ以上の 記憶は渋滞
15
へましたら無かった顔をする僕の そこがイタくてかわいいところ
24
カッコいい先輩でいる 顔面にちいさなカット毛光らせながら
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受話器からこぼれる声のあたたかさ じいちゃんパワーをポッケに詰めて
30
コンビニのアイスコーヒー握りしめ 未来のぼくの話をしよう
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