吾子の住む 街に積雪 予報でて あのコは靴を 選べるだろうか…
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たづたづし手習いよりも慣れぬのは恋のはじめと恋の終わり
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別れには色がないのにどうしてこんなに心に染みるのだろうか
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同じもの食っているのに何故こうも臭さが違う猫のふんかな
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微睡まどろみまぼろしのよにまたたくよりし昭和しょうわさびしささえも/今日は昭和(百年)の日
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あひ見ずは恋しいこともなかっただろう我が心色づけにけり
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恋しいとは誰が言い始めた言の葉か知らずば思いもなかりしものを
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鬼来たら守ってあげるママのこと胸キュンさせる私のヒーロー
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さいころを振らずにきみはまだ五マス戻った場所で夢を見ている
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連休に 久々の雨窓越しで たまにはゆっくり 引きこもろうか
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新店の 常連となり 放浪記 万発出して 古巣を攻撃
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哀しみを ダッチワイフに吐き出して 寂しさ拭う ひと肌の熱
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この国の息苦しさの元凶は自分の首を絞めてるずつと
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令和版作るつもりの壮大なプロモーションかとおもう時事ネタ
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新月のは シトシトと 雨りて 一首詠み 今日におやすみ言ふ
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永野芽郁キム・ムジュンと田中圭ちょうど読んでる『トライアングル』/俵万智の小説
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明け方にはやなりにけり君のこと思っていただけなのに
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八頭身 超カッコいい女性かな? 冨永愛似のひさかた乃ひと
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昨日観たホラー映画の影響で 悪夢にうなさる平和な男
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家持の銅像やけにイケメンで ちょっと盛り過ぎ万葉の里(二上山)
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喜寿をすぎ働く日をば増やしけり週休を減らして五日にするも
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病みてなほこの日を迎え五十年いそとせの耀き霞むも君ありてこそ
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満開の 山肌染める芝桜 春色の風心弾みぬ 
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「また明日」それからきみを連れ去ったにわか雨へと叫ぶ「ウソつき」
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真夜中がちぎれるような歯ぎしりをララバイにして眠れ、苦しみ
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「です」「ます」の君にカメラを向けている 最後の敬語になるはずだから
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しゃんしゃんと遠くで鳴ったはずだったライトニングを見る、天国で
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ジェネレーションみどりも昭和も馴染めずに天皇誕生日と言う安定
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六年間桜の中を走ってた天皇誕生日は運動会
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晴天に当たる確率多いのにリレーも出店も見られないかな
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