ほどほどに 寄り添いながら 支え合い 付かず離れず 細く長く
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バラ園に負けぬベランダ満開で 香り誘われ蜂も来場
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運転に不慣れな所為せゐか クラクション 彼方此方あちらこちらで響く休日
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庭木へのほとばしる水 追いかける君の目の先 虹がきらめき
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いつもなの ふたりでいると 間が悪い きっとふたりは キャスティングミス
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ぽつぽつと はいいろのビルの おくじょうに 緑をうえて まんぞくしてる
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絡む指最後の夏と水郷の花火見あげる横顔に知る
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少しだけ 月が大きく 見えると言う 息子を肩に 乗っけて帰る
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あまた度呼びて鳶舞ふ嶺の松いらふる声の絶えし虚空に
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小さき児が水筒重そに抱え往く 夏手前なる清けし朝に
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ワレワレハ 宇宙人だと扇風機 面白がって真似をするきみ 
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挿し木せし去年の紫陽花枯れ色のなかより萌ゆるみどりごの声
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みなみかぜ木漏れ日に揺るすずらんの白くささやく夏の気配を
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生きるとは なんなのだろうと かんがえる 生きることとは かんがえること
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東雲しののめに 出窓の障子段々と 白さを増して今日を迎え入れ
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唐突に 子どもみたいに手放しで 大泣きしたいそんな夜もある
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草原で幼い僕を怖がらす親指ほどの負飛蝗おんぶばった
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絡みつくこの糸断って起きねばとたとえ起き方間違えるとて
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粉塵が夕陽を包み桃色のセピアカラーのベイブリッジかな
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シャボン玉割れぬ微妙な空永遠に続けと願う明日の地球へ
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揚げたてのコロッケ蕎麦が好きと言う裕福な師をまた好きになる
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輪郭の蒼く色ずく紫陽花や夜露でしのぎ雨の恋しき
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待ち忍び弓矢を川に射りて餌を掴む嘴赤き青鷺
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予備のネジ 捨てることなく 増えていく どの予備ネジか わかることなく
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朝バナナ剥いたまま忘れた皮に回るコバエがいるんだけれど
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不規則に大小並び惑星が浮かぶ路傍のネギ坊主かな
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今もなを昔小路の家並みの昼夜見守るホタルブクロよ
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初夏の陽の反射の窓が並ぶ道花壇の影に吊り鐘の花
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滅亡を刻む映画は二時間で終わり見上げる永遠の大空
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沈む陽に広き畑と土霞み人影伸びる三崎口かな
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