絹さやを嫌というほど食わされた 実家の飯のああ豊かさよ
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初夜そやの鐘 双子る 西の空 秋は来ずとも 映ゆるきんもくせい
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中庭の プール掃除を 眺めてる 俺に向かって キミが手を振る
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黄色く花びらうすく咲きなびく初夏の薫りの花は爽やか
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放たれた稚魚さびしげに漂えば掬う手のあり グループLINE
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宵の口 帳に灯る 蛍火に かいなを伸ばし 星を取りけり
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真夏日や 草引き買い物布団干し 湿度低きにまだ救われて
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夏なのは暦の上のだけなはず五月は春のはずなんだけど
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トンボ来て夏だと思う五月晴れ の見送りに庭に出ずれば
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遠きより訪ね来しの労いに婆の手料理卓に並べり
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教室の外側の匂いのする本を内側のきみは好きと笑った
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亡き母の おはせし閨に ひと夜寝て 鶯の声に 目覚めけるかも
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久しぶり そんなに訛ってたっけ、君 たまにはこっちで リセットしなよ
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行き迷う街辻々に風巻きて漢神居たり疾風かぜ巻く辻に
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枝垂りおるこの花朽ちて程経にし饐えたる香にも夏は立ちたり
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陽は強し 南風はゑやや涼し 皐月なか 明朗に開花すアマリリス
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人も木も 種々くさぐさに花の 咲き満ちて 時うつろへど 永久とわについなし
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俺たちはNISAのことも知らないし 口づけをする術も知らない
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「面目」もあるうちなれば「ない」もあり 行方不明になりて久しき
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男は言う なんでも三年続けるべき 二〇〇歳まで生きるつもりか
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「ねえ聞いて」夜中に天使が揺り起こす「きみが逃した魚は小さい」
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渋滞で 商談相手 待ちわびて 珈琲ゼリーで 自分を見つめ
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レンジにて 魚が焼ける 調理器具 もらった夜に つまみ塩サバ
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若き穂の 玉蜀黍の 指す空は 梅雨入り前の 未だ薄き青
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桜咲き 春にはぐれた 夜ばかり 冷えた右手を 隠して歩く
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物忘れ 激しくなれば 何もかも 忘れてしまう 末恐ろしさ
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一週間 短すぎると 思ったら ぼーーとしてる 証拠でしょうか
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暁に声も絶え果て木の暗にねぶる小さき木菟づくの面影
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自治会を なくしたところ 組長が 集まり長い 討論の末
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側溝の 農業用水 漏れ出して 畑潤す 問題ですか
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