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鉛筆を折って布団を切り刻み水飲み干して自分を守る
5
深煎りの豆を貰えば粗く挽く僅かな手間で吾の好みに
6
脳みそが馬鹿になってるから今朝もあの子の影を踏み間違えた
6
今月に入って「すき」と告白を数えきれぬはエイプリルフール
25
伝えてね 伝えていいと 思ったら もう伝わってるよね なぜ聞きたいの
4
未来から招待とどくキャンパスに返信切手の花びらを貼る(春)
14
春の気を鎮め潤し降る雨に 心置きなく深呼吸する
27
生きてゆく
私
(
わたくし
)
だけの役割を果たす私は
私
(
わたくし
)
らしく
24
散り散りに緑の光消え失せて望み通りに摘まれた蕾
7
経済が 能力有無を 決める今 追いやりましょう 貴方は貴方
13
空に消ゆ打ち上げ花火
明日
(
あす
)
もまたいくらか命 生々流転
5
賽銭の小銭足らずをコンビニの一番くじで崩した小僧
3
春の花はどこか心に遠けき儚き色さえ吾にも重ねつ
5
いつかまた帰ってくるか知らないが春泥棒にまたねと叫ぶ
7
風の音は多分明日も聴こえないそんな夕焼けに手を振ってみた
5
真新しランドセル背負うひい孫の写メを写真の夫にかざせし
34
眠りたる社会科準備室の窓際に色褪せた地球儀と午後
6
不足なり 過剰なれど
エンドルフィン
(
のうないぶっしつ
)
精神を病み 国を
啄
(
ついば
)
む ※「エンドルフィン」=「脳内麻薬」
9
人生を舐めてる五十路の先輩が、渡してきた使いかけのホッカイロ。
5
数十人を巻き込みし
亡母
(
はは
)
の
四月一日
(
エイプリルフール
)
仰天の遺伝子我に有りや
14
実体の無きまま ふわりとした君に
暁
(
あかつき
)
逢ひぬ
黄泉
(
よみ
)
を旅して
28
山肌を 染むる
帳
(
とばり
)
の 残照に 君の面影 重ね映さむ
11
四月一日
(
わたぬき
)
の度 嘘を
吐
(
つ
)
き笑ひ合ふ 学友から 今は
夫
(
つま
)
と
吾
(
あ
)
と
29
人生は 夢か幻 いずれでも うつつのままに エイプリルフール
3
高級な お菓子もいずれ 胃に達し 駄菓子と同じ エイプリルフール
3
どうしてかどうしてでしょう王子様(芙) / 花の宴(えん)にもお姿のなく(虎杖麿付句)
10
お別れに お菓子を配る 習慣は 女子特有の エイプリルフール
4
半日で 終わる仕事 見つけたら 年金合わせ エイプリルフール
3
幸せを 感じています いつまでも この状態を エイプリルフール
4
久し振り この大雨に 今年こそ 温暖化やで エイプリルフール
3
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