我忘れ 学びしうちに 我のこと 良しも悪しもぞ ましておぼゆる
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母買ひし 深煎りの茶は 冷めたれど 味なほ残る 雪解月の日
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書きふけり ふと手を見れば 驚きぬ 時を刻みし 黒光りの手
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YouTubeデビュー先日しましたとスマホ音痴のしつこいメール
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インスタで集まり笑うストーリー 私だけ一人?深夜二時
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みぃちゃんのママがドア開けえっと言う髪切ってから初めて会うね
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こわごわとゴム引くように伸ばす身を受けとめ護るヨガマット二枚
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ウィッグか同じショートでこうならぬ目指した髪は美川憲一
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この世界 私のものだ トランクの 満ちたることぞ 友の思ひで
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目覚むれば 草花たちに 粉砂糖
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道端の日陰に固まる残雪は雪に似ている別のなにかで
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権力、お金、名声 持たずとも 日銭追っかけ これもまた一興
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丸窓の小さな水槽覗く先 泳ぐ魚と浮かれる心
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お揃いのキーホルダーをぶら下げて不揃いな感情を抱いてる
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雨粒がうつむく頬に落ちるから空が代わりに泣いたようだった
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いつまでも変わらぬ愛を詠ってるどんな姿の月であっても
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ただ君に好きの二文字が言えなくて塞ぐ心の隙にまた好き
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ビアンカかフローラで悩むみたいに生命保険を選ぶナカムラ
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目を凝らしはじめて見える星々の光の様な支えに気づく
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新しい モノがはじまり 少し前 新しかった モノが消えゆく
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極寒の選挙済みてもまだ極寒 冬眠のぞむも許さぬ五輪
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雪だるま並んで浴びる如月の日差しよ僕も溶かしておくれ
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片そうと触れた布団の柔らかさ、君がよぎるから万年床
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北向きの 玄関先に立つ梅の 固き蕾は これからひらく
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うまいこと言えても 生きるの上手くなく 歌で息つぎして また明日へ
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人の気を引きたくてゆううつで仕方がなくなったときにはどうすればいい?
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自殺したくてもさせねーよ、が頭の中をずっと巡っている
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翌朝の新聞に見るきな臭さ。危ふき民意をただ憂ふなり
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まだ泣けることに安堵する夜
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バス停で肩にツバ吐く男あり「何か用かな?」笑みで投げかけ
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