好意だと信じてしまう僕がいて「合理的だし」とか笑う君
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「終わりない」そうと思えた日々がありそっと笑顔の君を閉じてた
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陸橋を渡る列車の窓うつす川瀬つつみぬ蒼き夕暮れ
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望んでる 答えを聞くまで 繰り返し わかっていても 尋ねてしまう
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曇天に見上ぐ桜で雨宿り奥の枝先ヒヨドリが来て
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忘れゆく瞼の裏に啓翁桜まだ描けてる、まだ描けてる
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自作歌の暗唱率はどれくらい?愛とキャパとが足りないようで
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細やかな雫に濡れる花びらの映す雲色ほのかに淡く
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勘違いしたまんま離れた二人 白桃のワンピースは溶けた
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午前中の雨が嘘みたいに晴れた午後。嘘と言ってよ。あんなに濡れたのに。
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腐った世に 正々堂々 生きていく 泥にまみれても 曇りなき心で お題「正」
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ポラリスに生まれた君もこの星を見詰めて歌う永遠「とわ」の情熱
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春ゆけば蕊のやうやう紅らみて幼な子愛でるときの過ぎゆく
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桜蕾おうらいに降り注ぎぬ 恵みの雨 潤ひて 満開まで待ちぬ
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スーパーの 待合喫茶に 聞こゆ声 病と年金  身に詰まる午後
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期待せぬときに雨は降るものと 納得をしてはなは散りゆく
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調子乗り 万能感に 酔っていた ケガして沁みる 未熟な自分
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通院をメインディッシュに一日を盛りつけている老後のふたり
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寒戻り内ボア猫の手触りの上着まといて君恋し朝
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病院へハート舞う風 並木道 帰りにケーキ春のご褒美
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幼子おさなごが 調子はずれの アンパンマン 口ずさむとき 平和宿りぬ
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まわりには 馬鹿ばかりと 言いながら 己の馬鹿を 神棚に飾る お題「馬鹿」
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萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
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チビ猫の 寝ぼけて うにゃうにゃいう声を 聞きながら飲む 朝のカフェオレ
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タイでんぷなしではご飯食べないと 子供のころに わがまま言った
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Chromeの左にMLBを置き千々に乱るる右のUtakata
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春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
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「一月は行く二月逃げ三月は去る」とことわざまで残るほど/同感
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ソリュブルの意味噛みしめて溶かす朝 卯月に始む「あさイチ」のわざ
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死化粧紅の赤さに母を見しビスクドール冷たい手にぎる
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