足るを知り 自然に合わせ 乗り切るか 学ぶことあり 昔日の知恵
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うしろ髪 爽やかに揺れ 日溜まりて 残り香追いし  一歩二歩と 後ろ影消え
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日焼け止め  塗らんと外に  出てもうた  桜の花に 早く会いたくて 
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病院待合室の老夫婦夫が妻に「帰るよ」と
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買い置きの重複を見て我が脳を疑わずにはいられぬ、不安…
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新年の 言葉の消費期限とは 三月までと 気づいた四月
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親ひとり 置いていくのは 忍びなく ただ鬱々と 何とか生きる
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花の雲 さざなみ運ぶ 春風や 見とれながらに 聴く弁慶鐘
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生きがいが 見つかるまでは さぞ険し 百年時代 どう生きていく
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誰も見ていないとこでもあくびする時は口隠す彼女は独身。
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春雨の しなやかに降り 霞立ち 濡れて色濃き 野辺に咲く花 春一路
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桜色のどけき春は道なりに約束破りの季節に繋ぐ
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雨上がり不忍池桜と観光客が埋めつくす春
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レンギョウの黄はまぶしき光となりうつのこころにまっすぐ刺さりぬ
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本当はすべて綺麗だ 狭量な僕の認めぬ歌があるだけ
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隙を見て羽を引き抜き消ゆなれど我を見下ろす雲が貴女だ
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困ったな肉の日過ぎても肉食べたい そこにあるのが何の肉かな?
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鮮やかな黄色の記憶が付き纏い埋葬された人を追う指
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ゆっくりとバイク走らせトンネルを抜けては眩む目に在りき母
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谷風が雲海消して炎暑降る真昼夢見る池ノ谷[いけのたん]かな
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毒吐かれ泣いてた事もあったけど笑えた事しか思い出せない
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笑ってたかつての日々を思い出し誰かと話す君を見ている
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満開の笑顔の君の言葉には悪の権化のトゲトゲあるね
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話してる君の周りに花が舞い動くのを見ると笑顔になる
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新しい日々が強制されて来て流され生きてただ消えて行く
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墓石に備える花抱えし淑女と春休み退屈そうな 子の鼻歌交わって
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満たされる日々など来ない器持ちあれやこれやと入れては出して
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捨てる神と逆に拾う神がいてそんな風にも流されてみる
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エイプリルフールは昨日だったのに 街の全チャリ 歩道を走る
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整形で作った様な言葉達今はただただ重ねて閉じる
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