わしらには救えぬものじゃ 考える余白をもたぬわたくし自身
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半紙はね 百均の隅にございますの わたくしも昨年探し回りぬ(笑)>はいよろこんで!😸 キロ様、一度お目にかかりたく思います〜😸✨
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どう寝るの羽が落ちてるように眠るの かけらのような寝床に君は
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空港の大きな窓に背を向けて 「一番泣いた場所」の真意を
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あやまちと赦しとは 同じ旋律を湛へて眠るふたごのように
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頂いた葡萄は粒がこぼれてた食べて甘いし熟れてる証か
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初秋かなヘルメットかな洗髪後落ち葉のように滑り落つ髪
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百均で芋けんぴ用のスライサー買って刻んでさて! 油無し
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公園に来た俺と目が合いボール投げるのやめた中年の影
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バカにされがちなディープなモノ あそこに酸素を見出してるやつがいる
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九月まで夏ときまりを変えるべき九月下旬の夏日連続
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ふたりきり、今しかないと駆け出した 言いたかったの、言えなかったの
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戻りたい あなたのもとに 自由とか何もわからないままの私に
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妻残す梅酒を一人呑みながらレコードを聴く秋の夜長に
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会社から 泣いて帰ったあの夜も 花屋の猫は 定位置にいた
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もずの声ひびいたあとに雨の音ひっそり続いている今日のとき
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土俵入り 声援の量 聴き比べ 推しの人気に  ひとり悦に入る
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「郵便番号110-8111 宮内庁」 これで届くってすごいな皇室
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特別な 忘れられぬ日 でも今は 独りで想い出 たどるだけの日
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行きたいな ひとりカラオケ 久々に 受付突破 する気力あれば
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詠進歌 意外と半紙が売ってない 右往左往しやっと調達(皇居で会おうね、猫母)
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随分と 薄れた空の 青色と 薄れた君の 声や面影 
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稲刈りを終えし田んぼは待っているすずめの子らの遊びにくるのを
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糟糠の夫となってはや一年 自分の漬けたお新香一番
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もう誰もいい子のわたしを求めない 丁重な謝辞ですり減るトークン
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まれだからやっぱり秋が好き 自分のすみかに還ったみたい
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良い天気だからと一駅歩くこと まだデートとは呼ばないでいる
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誰も吾を 助けざるとも 電チャリの 吾を支えしは アシスト機能 / 君は裏切らない!
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猫にならバッチリ好かれる自信ありバタバタしないし足音ないし
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温かな 提灯の灯を 頼りにし 街道歩く いにしえ感じ
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