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トンツトトン 雪の精がノックする 屋根から垂れる
滴
(
しずく
)
光らせ
6
まうしろの きみのかおりに きがついて めかくしされても 本をよむおれ
3
一人勝ちサナエパワーの恐ろしさ 驕らず笑顔絶やさず前へ
13
あなたには 止まない雨も 降るけれど 私の傘の 中だけは晴れ
5
仇討ちゲスに萎えちゃう
B
級感 悪にも気高き野望を求め
14
解け残る雪 冴ゆる朝 ベランダで
悴
(
かじか
)
みぬ手を
擦
(
す
)
りつ 物干し
25
冴ゆる朝 隣家の屋根の
雨樋
(
あまどい
)
に 連なりぬ
氷柱
(
つらら
)
雪の名残
25
サンダルをつっかけ歩くおっちゃんの背を見て走る天神の街
6
残りたる 野菜加えて グツグツと 具沢山の 麻婆豆腐
8
大好物並べて挑むは勇ましきパクチーだけが嫌いな獣
4
白き野を染めた我らの足跡が青空の下そっと隠れり
10
電車降り 途端に冷気肌を差す ホットティーひとくち 気合い入れ外へ
8
一も二も 明日は大事な 診察日 インフルエンザ 発病するな
4
久々に インフルエンザ かけられて 感染したか 体の異常
4
新雪を踏みしめたくて 電車に乗る 北の地憂い 気がとがめつつ
9
自転車のテールライトは瞬いて君との距離を掴めずにいる
7
「なんとかの小足」なるらし我なればひとつ靴にて君と歩まん
14
円安で 物価はどこまで上がるやら ビールあきらめ チューハイにする
7
溶け残る融雪剤を踏みしめてここから春を歩き出そうよ
10
若者よ 戦争に行け 老人は高みの見物 そうなのか? さあ?
7
「抱き」枕夢の回廊たゆたえば「おんぶ」枕にひと休みして
8
道凍り 実家の母は ゴミ捨てに 行けず諦め 杖が危ない
24
ていいち
(
定位置
)
で ねこたちまったり うとうとと きょうもさむいね ゆっくりしよう
22
霧深き 富士に女神の 立ち降りて 風を起こして 日本晴れるか
8
願うのは議論の
末
(
すえ
)
の採決をたとえ単独2/3も
21
奥さんと 冷戦中の 日曜に 空から雪の 仲介者
18
庭の雪に巨大な
氷柱
(
つらら
)
を突き刺して「勇者の剣!」と異世界ごっこ
22
先人の通った道は通らない 白き通りに足跡遺し
10
文句あるなら選挙行けベランダの垂れた氷柱は親指のよう
15
大変だそう言いつつも一票を守ろうとする雪国のひと
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