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冗談に 笑える余裕 ない午後の 予定は満載 今日は徹夜か
16
黄昏れの 枯れ野を巡る 淡すすき 終の庵は 山の静けさに
5
秋雨止みぬ
間
(
ま
)
にベランダへ出らば 菊の白き
蕾
(
つぼみ
)
ゆるむ朝
29
まさかだがイカれた膝のわたくしに姉の介護をやれというのでは
26
敬老会 羊羹くれた時あるが 今はタオルを1枚だけだ
24
あれこれと人のやることなすことが 気になり出すと何の兆しか
13
ねるときは あしにあんよを くっつけて ねこはしあわせ 母もしあわせ
22
白ぬりの 壁に身をたえ 月光に 視線の筵は 食い込み侵す
5
秋のそら燕雁代飛(えんがんだいひ)外が浜 乱れ交はる雲の通い路
7
5%オフ値上げに閉店野分けまで追われ
気
(
き
)
ぜわし九月
末日
(
まつじつ
)
18
相輪を揺らす高野の初しぐれ 静寂のなかに灯る宿坊
5
メゾフォルテ奏でよ雨の遠蛙 軒の雨だれリズムを刻む
6
宍道湖に冬の使者くるコハクチョウ 遥けき旅を終へし安らぎ
6
炎の余燼いまだたゆたふ彼岸花 消へぬ残り火胸にくすぶる
5
もう会わぬ覚悟で鳴らすインターホン 押せないままで秋の入口
9
あったかい!喜ぶ今日はまだ9月 ブルゾン羽織り呟く秋姫
14
忘れてね 言った言葉に 酔いしれて 伝わらないよ ドラマの見すぎ
4
子離れを しない親たち いいのかい 自然の摂理 無視するのかい
5
未だ見ぬ地 明日の旅路へこころ弾む 願うは秋の抜ける青空 /釧路湿原の旅へ
19
誰がための祭りばやしか山車にのる子は友だちと遊べずかえる
12
亜麻色の 出尻鳩胸 押し寄せる 陽のあたる坂に ジャスミン香る
8
ちょうど今日買ったばかりの来年の手帳にあなたの式を記す
8
鶴橋の高架下の書店が消えた見るまでは在る星で生きてた
5
大丸で君のリップと花を買い案内板の「海側
→
」へ出る
9
独り身の六畳間から連れてきた座卓に君の味噌汁の熱
15
混んできた車内に次の駅で会う貸した詩集を読んでいる君
7
くもりのち降るも晴れるもかわりなし傘を忘れて雨に歌えば
15
華やぎが 薄らぎ消えゆく もの全て この世の常と カテゴライズする
9
寒いけど 電車に中は 暖かい 暖房でなく 人多いから?
5
「真っ白に燃え尽きた」にはさにあらず 燻され終わる囲炉裏の横木
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