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やまぬ雨はありません。 明けない夜はありません。 辛いときこそ
神様のカルテ
(
本の名前
)
。
0
岩煙草
(
いわたばこ
)
御嶽山
(
おんたけさん
)
の 岩山に 独り寂しく 儚く散りと
1
蚊遣火の煙ただよう盆帰り 忘れ物した鉛筆の先
0
下葉月
(
しもはづき
)
浴衣の女子が濃く見えて 残り少なき夏を感ずる
2
ふつうとはなんなのだろう雑貨屋できみが手に取る青いものさし
3
恋破れ藻屑となった姫たちの鱗を拾う月光の下
2
雷鳴がヒマワリ畑を過ぎていく 震える君の謎キーホルダー
2
この髪を あなたが好きと言ったから 切らずにいれた 夏のあいだは
0
あんなにもきれいなきもちに満たされる だからあなたを好きでいたい。
3
辛
(
つら
)
さから 逃げても
怯
(
おび
)
え ついてくる ポコポコ叩き 小走り前へ
1
立ち枯れる唐黍雀は群らがりて天高く去る。秋はかしこに
1
ぐっすりと 眠りたいけど 眠れない 歳と病気と 性格のため
0
朝四時に パソコンをつけ ネットにて その日始まる この頃のこと
0
植物も 一生があり 繰り返す 人もだいたい 同じでござる
0
種を蒔き 芽が伸び行きて 花が咲く 実が膨らめば 収穫の秋
0
秋なのか ちょっと涼しい 話す君 それは困るよ メロンのために
0
目も悪い 鼻も病気で 咳も出る 心も病気 愛情不足
0
まず自分 まずは自分の 健康を それから自分 自分優先
0
鼻紙が みるみるうちに 山となり これは病気だ 医者に行かねば
0
呑気やん 他人の苦しみ キャンセルし うつつを抜かす 人の気楽さ
0
鼻水が 止まりません 真夜中も ろくに寝れない 薬欲しさよ
0
笹の葉をあわく透かせるほたる火に 笑顔の浮かぶなつかしい人
3
降り立つと踵の骨がぶっ刺さるような気がする終電のホーム
4
地の塩の塩辛さとは比喩でなく言えばおそらく反社会性
2
憧れの人に追いつきまた一つ君進む先眩しい光
0
認証のコード何度も弾かれてキーボードさえ毒虫のよう
1
二十日目
(
はつかめ
)
と 今年の葉月 早や下旬 できる童は 今予習をす
1
夕焼けに飛行機雲がよっつあり あっちの人生もあったんだなぁ
7
何日も 休んでいれば 解雇され いなくなるのは 必至の帰結
0
強くなれ 君に発した 言葉こそ 己がずっと 言われる言葉
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