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憐みが 憐憫を呼び 憐憫が 恋と変わりて 失恋を呼ぶ
0
今週のラッキー
空ー
(
カラー
)
は放課後の宇宙の寝起きのような群青
0
夏夕べ 駅の冷そばすすりつつ 涼を摂りたい 添え
山葵
(
わさび
)
かな
1
帳尻を合わせるような夕立で簡易な離島、ここはランドリー
1
この部屋はうっすら地獄に沈んでいてキモい台詞も愛って呼ぶの
3
工場はキャパオーバーで納期出ず仕入れ高騰 高くて遅い
1
「夜だから」 「忙しいから」理由つけ 断る言葉 あれこれ探す
3
五輪の輪 利権と私腹絡み合う 汚職の服は濡れ衣なのか
0
製品と端切れを繋ぐ黙々と 心無になる写経に似たり
1
子供らの遊び場と化す我が部屋は掃除諦め あと七日間
2
朝顔の様に君からツルが延び僕らの夏の観察日記
9
貝ガラを右耳にそっとあてる君また来る夏の音を聴く様に
10
日焼け見て 少女は
不良
(
ギャル
)
か 泳ぎでか 旅疲れなき 若さ羨む
1
しかたがない、しかたがないと言いながら集団で殴る蹴るなどをする
1
Uターン 明けた勤めで 不調あり 疲れとれざる 我が身衰え
1
瑞々し帰省みやげは代々の恩恵の味減りゆき惜しむ
1
立場とか好意なんて捨てちゃえ 私は私が一番かわいい
1
左手をいつも隠しているけど秘密があるなら言ってよ、嫌い
0
サンダルを波にとられて子は海の足のサイズを心配してる
11
海近い独身貴族からライン 酒と肴と夜の誘惑
1
竹の葉の雨音 暝して聞きおれば楓の内より鳩なき始め
1
食べさせる兄雛鳥のように口開ける弟 珍しき朝
1
盆明けの 就業復帰その初め 残業あると 異常を悟り
1
毎朝の納品しつつ盆休み 子と戯れる酒は昼から
3
貧しさと心の豊か同居する四畳半の唄南こうせつ
0
音だけを頼りに描く夏夜空 隣の町の花火大会
1
鬼灯
(
ほおずき
)
の笛鳴らなかったと母笑い一房貰う送り盆かな
2
鍵付きの心をきみの合鍵のような言葉で開いてほしい
3
不器用に道端の花輪っかにし指に永久就職オファー
3
盛夏雨 送り盆して 降る雨に また来年と 偲び空見る
2
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