昔からこういう風に生きてきた 例え時代にそぐわなくとも
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だるいとかじゃないんだもっとぐにゃぐにゃでわたしのかたちがたもてないんだ
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あなたには隠し通すの一生のあの手紙なら机の中に
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木のへりをぺらりぺらりとめくったらぎゃあという声 ぺらり、ぺらりと
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今きみを送ればきっと後悔をすると分かってきみを送るの
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ポケットにそんな余裕はないよなと考えながらティッシュをもらう
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あの人はドルをダラーという人でデズニーランドに連れてってくれた
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どっかりと昨日の吹雪の置き土産この冬最後の除雪であれかし
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お彼岸で明後日実家に帰るのにまだお供えの準備してない
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選抜と オープン戦や メジャーも 朝からずっと 野球に野球
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春雷の この高原にこだまして 雪も降ったり 明日卒業式
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ひとつまみ 最後に入れた幸せが効いてほしいな あなたの未来
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「幸せ」を定義しなくていいように ただぼんやりと幸せでいたい
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箱庭のように並べた鼻セレブいつか住みたいあの高層に
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風景のパーツを知った翌朝は森を感じた指の先まで
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「月が綺麗」ですねがないの君らしい LINEに1件新着通知
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コート着て 風よけ、車に 乗り込んだ 車中のにおいは 春体験版
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一塁ファーストはポニーテールの女の子少年野球の言葉ぞ古し
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硝子戸の中の日溜り白黒の猫眠ってるゆったりと伸び
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隕石が80万km詰めてきて 慌てる地球を 華麗にスルー/「距離感」
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病む人の ささえになりし つえ探す 我がささえに なるのが良しと
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バレンタインお返し目当てじゃないけれどくれない後輩モヤッとします
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「もし私が 猫になったら どうするの」 「アレルギーすら 治してみせる」
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花粉になど負けたくはなし 梅こぼる弥生うららの散歩道ゆく
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胸肉の罪悪感の薄さゆえ背徳の味に溺れてしまう
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満開の桜並木を見上げてはあなたを思い出して泣いた
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ストーブを点けぬ弥生の早朝は 冬の夜より肌寒くあり
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しょくす家族の喜ぶ顔を浮かべ キッチンという名の舞台へと
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いくらでも眠るチャンスはあったのに足踏みばかりして明日を待つ
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どっちの名も 複数読み方ある夫婦われら 配達のおじちゃん 惜しかったで賞半分当たり>簡易書留2通、珍しく同日配達
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