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先々を案じる母に似てきたか母が選んだシャツ着てクスリ
10
ほっちゃれと呼ばれ末路の鮭あはれ 白き光となりて流るる
10
目覚めたら静かな寝息雨の音夢の天気はきっと晴れてる
16
風紋は風のデッサン神の技 影と光の織りなすアート
8
器用なり疑いもせず放つ矢は的を外した射ち手に当たる
11
あの人も癌この人も癌恐れつつ今日も呑み会
7
横綱が優勝果たし目に涙 重責あるもまだ二十代
16
片脚の精霊飛蝗そらを恋ひ 露ひとしづく翅に宿して
8
陽の稀な空をみつめた夏ゆけど干されしままの私のこりぬ
7
期待して見詰めてたけどトリックと知ってがっかりギロチンマジック/社会派ヒューマン短歌
9
その道は装甲車線あるのかとまじで聴いてる道路情報/だよね~
16
語るなよ 亡きレジェンド エピソード 知らないやつが よう言うね~?
5
味が好き泡感が好きGUM SLOW盛り合わせする朝の歯磨き/夜は炭酸
14
帰り道ふと振り向けば誰もなくただ街灯の影のみ長し
31
夏果つる 黄昏れ染むる 山門の 苔むす山路 微笑溢れ
8
代わる代
(
が
)
わる ひび入る花瓶 風通る 出ていく君と 散らばるスリッパ
9
邪な心抱きてあらましを縦に置いたり 老いたる人の
9
誰一人タバコを吸わない家庭には点くかわからぬ火種があった
11
落胆とため息ばかりの雨の朝骨の髄まで落ち込んでやる
13
曇りのち ところにより 強い雨⋯ 予報のテンプレに ならんこと祈る
9
朝夕の ホットルイボス 秋の色 かすかな渋み ここち良きかな
36
今日もまた臨時休校 校長が熊と対話を試みている
9
またも雨それも人生 我が庭に倒れても咲くコスモスピンク
8
長雨にうたれつ 新たな家族を 初春よりそこで待つ 中古車
25
藤ノ川と握手しちゃった支度部屋 こいつは伸びるかわいい小僧
16
「名物に美味いものなし」国技館 ご祝儀価格の冷えた焼き鳥
15
枡席で弁当つついて酒呑んで 益荒男どもの千秋楽しむ(行って来た!)
23
鹿児島の友の味噌汁ふるさとの香りふくらみ母を想いひぬ
27
銀の輪をふたつまとめてそそぐ腹 胃酸に沈む いたみ、寄り添う
6
アボガドロ、ゲーリュサックにドルトンも 僕の気持ちを割り切れやしない
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