Utakata
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Qhopo
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もう一度もう一度だけ君の手を握りたかった卒業式
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旅立とう道連れもなく金もなく明日だけあるあの日のように
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欲望と名付けた絵を描いた塗る色を選べないでいるあれからずっと
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「明日から」を三十言うと一ヶ月 はぁん··· いいひと月じゃん
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まっさらな朝を願って眠る夜はこの世の終わりを夢に見る
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クレパスの緑を全部使っても捕まえられぬ春の脈動
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去った君キッチンの隅置き忘れコーヒーの香り君の残り香
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無意識にこの世の終わり願うのは貴方と並び果てを見たいから
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新緑の見る人のなき葉桜のまだ青深し老の青春
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満開の桜の下の蒲公英が放つ素朴で野蛮な美
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会わずともまぶたに浮かぶ18歳の桜舞い散る卒業写真
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愛さずに愛されようと思っても そうはいかない浮世の定め
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襤褸にて覆い隠した身のうちの癒えぬ傷痕いとも鮮やか
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錆びるほど傷口深くえぐりとる刃物のような老いらくの恋
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布切れで覆い隠した胸のうち君にまみえて襤褸乱れる
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おつまみを作るときには気付いてる今日の私はどれほど酔うの
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貴方にもおんなじ場所に泣きぼくろ同じ気持ちで 一緒に泣いて
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真っ白な雪になぞった足跡の隣に探す貴方の気配
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肩を寄せ歩いた道を真っ白な雪が覆って一人でなぞる
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身勝手を「自由なわたし」と言い換えた私が選んだ孤独な旅路
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澄んだ空まっすぐ腕を突っ込んでかき混ぜてみる春を探して
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行く先も決めずに一人旅立って歩みを止めぬ人の営み
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影にこそ光って伸びる霜柱泥にまみれて溶け出していく
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小さな手そっと握ったその中の土の匂いとだんご虫
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空は青何処までも蒼透き通り碧意外には何も見えない
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おでんって時間をかけて母さんが作ってたからうまいのか
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吐き出した言葉はいつも届かない だから今夜も詩を詠むよ
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あのピアノ音楽室の 放課後に貴方が弾いた ああ…思い出せない
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顎を上げ振り払ったら一人きり うなだれてても 一人きり
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歩き出すために覚悟が要ることを改めて知るはじめの一歩
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