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回
(
まは
)
さむと
傀儡回
(
くぐつまは
)
しの心をば回す
傀儡
(
くぐつ
)
のはびこる人の世
8
君が問う「今日、麸の味噌汁?」 そうですよ塩分たっぷり恐怖の味噌汁
7
図書館で 読み聞かせする 知らぬ親子 いつかの私といつかの私
11
梨風味 冷やし甘酒 いと美味し 残る暑さを かみしめながら
23
碧空に 白線描く 飛行機は 雲間を繋ぎ 串焼きに見ゆ
10
稲上を 駆けゆく風の 足跡は トンボ追いたる 秋の稚児かな
14
タマスダレ白く咲きたる街角の 凛と佇む姿眩しも
6
繰り返しどんこ椎茸ふっくらと祖母を偲んで名月に食む
22
温故知新 ジョッキに注ぎコーラ割り ボトルキープもしないで帰る
4
十二勝よりも三敗指摘する父の腹は力士に劣らず
14
「お釣りなし逆転サヨナラホームラン」友見た景色ただただ噛むのみ
3
年末の大掃除まで打ち合わす 九月最後の役員会に
13
ゆきどけに水面はあり冬舗道 ひかり溶かす星屑と眠気
3
めざめたら もう5時になり 不思議だな 一度も起きずに ミラクル起きた
7
弁当を残ししわれを嘆きけり母はテストの赤点よりも
23
「春の朝白んでくる空がいい」 その時間ってまだ夜じゃ!?
3
徒競走 一番早く 駆け抜けて 好きなあの子に 告白したい
8
厚い雲 運動会の 前の日に テルテル坊主 晴れますように
8
ラムサール 条約に登録 されている 干潟を沼と 言ってしまった
7
投網かけ水面の月をからめ捕る 掬へばただの水と知りつつ
15
眼差しを辿れば淡き蛾眉の月 遠きふるさと偲ぶ面影
6
つらつらと来し方思う雨の午後華ある
時代
(
とき
)
はほんの僅かと
35
大声が
出せぬ
私を
押し
退けて
今から言うよ やっと言うよ
5
張本が イランの魔法 解けずにね 手こずり負けた トランプもかな
3
象柄
(
ぞうがら
)
の パンツの人に 目が留まる 同じタイ
土産
(
みやげ
)
か 急に身近に
22
秋天へ鳶の滑翔伊良湖岬 恋路が浜にひとり佇む
4
今二人いつまでふたり秋の蝶 やがて離るる影の寂しさ
8
合戦とまがふ狼藉蓮の骨 夜陰に紛れ風の声する
5
コイン入れ回れりドラム下の段置き去りにされし吾の服ども
6
気がつけばこの地の雨の事ばかり西がどうかも北がどうかも/渇水は解消したでしょうか?
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