生きるとは辛いの痛いのばっかりでこんな『人生』『尽逝』だろう
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開閉のシートで包みベランダの花を守りて直ぐに土砂降り
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百鉢がベランダに在り空で笑む父母へ吾も花と微笑み
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枯れた葉が白赤紺と日々萌ゆるベゴニア見詰め心うしなふ
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保護費では限界の母を切り捨てか娘の身体と退治を案ず
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傘が無い雷雨にゴメン許してと言えど煙草と焼酎を抱き
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整えり煙草葉巻いた紙糊りを舌で舐め締めセピアなる我れ
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中華屋の醤油が焦げる香り立ち真昼の道で腹が鳴るなり
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部屋のドア苦情貼られた住人が律儀に返事を貼り紙に書く
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アパートの住民戦争勃発のうるさい部屋のなすり付け合い
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おかわりを ありがとうござ いますってタッチパネルで今は聞けない
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夏らしい お祭りのなか 少しずつ 早まる日暮れ 寂しさ纏う
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強く光り弱く光り脅かす用意をする雷
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戻らなくてもいい花火が散ったらもう同じものが見れないように ただ
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丁寧に弾を込め狙う 唾を飲む 送信ボタンという引き金
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去年見た花火のことを思い出すついでに君を想う仄かに
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もしきみがいない人生だったなら助手席はきっと空っぽのまま
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紙袋底に残ったやけに長いざらついたポテトのようなさよなら
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この世界 適応出来ぬ 俺がいて 端から見れば 認知症か
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ファミチキを咥え自転車漕いでいく油と汗で転び半月
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風邪の日の風呂を娯楽という亭主健康体でも我入りたくなし
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多幸感ピンクメイクは画面越し輝かないからすぐ逢いに来て
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望むならせめて殴って欲しかったあんたに残る未練それだけ
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バス路線臨時変更貼り紙は花火大会一週間前
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ひざ掛けを腰から巻いて冷房は吾かエアコンポンコツだから
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声聞かぬ 自由民主の 嘘くささ 看護介護士 黙して絶えり
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義母ははのLINE『うしおまつり』の文字踊り 高校時代に戻る夫と吾
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突然の雷雨の中を駆け抜ける僕は今でもラピュタを探す
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から頭なるのが理想何年経っても次々浮かぶ煩悩
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鼻先に地球の引力感じつつ かたるピノキオ スマホを握り
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