男ども 肉に塗れた 獣よ 彼女の前に 平伏すがよい
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十九の あの子が語る 貞操と 女性の心 気高い教え
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彼岸花古刹の門も朱く染め 手を合わせるや祖父母犬猫
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人間の形を決めた食べ物は 公然の秘密「知恵の木の実」だ
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人間はどんな形をしているか? 「俺は偉い!」と思い込んでる
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ゾウはゾウキリンはキリン 動物は食べ物により形が決まる
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悪口も 三十一文字におさめれば 「なんてアート」と感心される
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体にも心にも鎮痛剤をどばどば入れて笑って生きる
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母子とも同級生に刺激され 再チャレンジの断乳決意
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速足の三人組は朝の顔 これぞルーティン我もルーティン
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今生の別れを胸に 幕上がり歌う毅然と喝采浴びて
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夜寒し 庭の母猫 子猫連れ 保護を願わん 秋分前
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人が人から生まれなくなる日までもう少しこの茶番は続く
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便利さは 無駄な目的 戯言に 時間を潰す 落とし穴なり
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スマホとは 人と人をば 分断し 繋がっている 幻想を売る
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善と悪 水と油が 混ざるよう 石鹸がある なんと戯言
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歳の差を 数えてみれば 絶句する 人と人間 馬と猿ほど
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夕暮れに 知らない道を 指図され あちらこちらに 彷徨うように
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綱渡り している暇は ありませぬ 脳も衰え 体動かず
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失えば 有難さなど わかるけど 失いしもの 二度と返らず
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こそこそと しているうちに 本性が 卑しくなりぬ 恐怖のために
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鼻かめば 耳の奥まで 貫通し 音が可笑しく 響くこの頃
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笑いすぎ 明るい人の 善良さ 朗らかにして 大らかにして
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針は6 私と君が二人って呼び合うだけの残りの時間
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風信坊 そんなふうに意地を張っても 未練ばかり
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三つ編みの最後についたリボンすら私の手には残りはしない
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キザなりの流儀と聞いて覗いたら花を一輪摘むことだった
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誰かから歌をもらったことはある?私はあるの、弟からよ
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真夜中に祖父は散歩をしたらしく月の匂いがしみたサンダル
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縦笛のように両手で子にもたれ音が出そうになるコッペパン
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