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炎天下アスファルト行く蟻のごと あともう少し我慢して生き
3
海で死に化石になって遠い未来 山から出土してやるからな
12
いつぞやに捨てたつもりの我が愛がなぜ蘇る 君の「ありがと」
9
道で吐く男を見るも出し抜けの眼鏡の美女で朝は返った
2
美
(
ちゅ
)
ら海の中核にある中宮に仲夏をひらく昼光の射す
3
遠ざかる 西日惜しさに セミがなく 今、夏が静かに極まれり
2
初めての 友と鑑賞 歌舞伎座へ 悲劇乗り越え 歴史の重み
2
公園は
37
度風もなく干上がる川底鴨達歩く
3
非生産は罪、と陰へひきずる三十五度の肉の塊
1
腹痛のぎりり
P
M
S
来
(
きた
)
る個人差?知らない、
わたしは
(
・・・・
)
つらい
5
天に向け矢をきりり放つ手を伸ばす何処までも遠い天に向かって
6
休会し 月日は流れ 再稼働 研ぎ澄まされた
言葉
(
台詞
)
煌めく
4
外気温体温計の示す数おそろいだねと思わず笑う
5
陽に干した布団のように心地良い三十五度の万年床は
12
お昼寝も とても大事だが それよりも ねことの時間 ねこ母重要
5
後になり「これできたはず」言いたくない できる範囲で ベストな道を
5
肌を焼く夏の日差しを避けるべく 細い電柱の影に隠れる
5
知られ
路
(
ぢ
)
に
戀
(
こ
)
ひ
戀
(
こ
)
ふ
心
(
うら
)
の
叶
(
かな
)
は
路
(
ぢ
)
は
臥
(
こ
)
い
轉
(
まろ
)
びては
一向
(
ひたぶる
)
に
哭
(
な
)
く
2
はるばると 一階より登りしか ありんこ一匹 風呂場を闊歩
10
今朝起きて異時空間であるらしく戻るスイッチ探しては押す
9
ひと
言
(
こと
)
で伝えきれない淋しさは 魔法使いに消してもらおう
5
水遣れば萎れた葉っぱむくむくとおお感動は風のいたずら
9
結婚の祝いの
色紙
(
しきし
)
見つけたり 母の文字見て涙あふるる
5
差し
集
(
つど
)
ひ
互
(
かたみ
)
に
袖
(
そで
)
をたち重ね
比
(
たぐ
)
ひ守らふ
共生
(
ともいき
)
の道
1
なぬ?マジか日本男子が夏に着る甚平ですらmade in China
18
夏らしいきれいな切手 ハガキ貼り 暑中見舞いに友の名を書く
6
定型の社会を逸れた
誰か
(
わたし
)
にも短歌はそっと寄り添っている
14
「若い頃そんなのなくて良かったわ」スカイプ楽しむ僕見て母言う
18
太陽に灼かれたスリッパは置き忘れたまま 洗濯物は乾いて揺れる
5
蓮池に佇みをれば裏山でかなかな一つ鳴きそめにけり
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