炎天下アスファルト行く蟻のごと あともう少し我慢して生き
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海で死に化石になって遠い未来  山から出土してやるからな
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いつぞやに捨てたつもりの我が愛がなぜ蘇る 君の「ありがと」
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道で吐く男を見るも出し抜けの眼鏡の美女で朝は返った
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ちゅら海の中核にある中宮に仲夏をひらく昼光の射す
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遠ざかる 西日惜しさに セミがなく 今、夏が静かに極まれり
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初めての 友と鑑賞 歌舞伎座へ 悲劇乗り越え 歴史の重み
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公園は37度風もなく干上がる川底鴨達歩く
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非生産は罪、と陰へひきずる三十五度の肉の塊
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腹痛のぎりりPMSきたる個人差?知らない、わたしは・・・・つらい
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天に向け矢をきりり放つ手を伸ばす何処までも遠い天に向かって
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休会し 月日は流れ 再稼働 研ぎ澄まされた 言葉台詞煌めく
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外気温体温計の示す数おそろいだねと思わず笑う
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陽に干した布団のように心地良い三十五度の万年床は
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お昼寝も とても大事だが それよりも ねことの時間 ねこ母重要
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後になり「これできたはず」言いたくない できる範囲で ベストな道を
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肌を焼く夏の日差しを避けるべく 細い電柱の影に隠れる
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知られに うらかなは まろびては一向ひたぶる
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はるばると 一階より登りしか ありんこ一匹 風呂場を闊歩
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今朝起きて異時空間であるらしく戻るスイッチ探しては押す
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ひとことで伝えきれない淋しさは 魔法使いに消してもらおう
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水遣れば萎れた葉っぱむくむくとおお感動は風のいたずら
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結婚の祝いの色紙しきし見つけたり 母の文字見て涙あふるる
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差しつどひ かたみそでをたち重ね たぐひ守らふ共生ともいきの道
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なぬ?マジか日本男子が夏に着る甚平ですらmade in China
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夏らしいきれいな切手 ハガキ貼り 暑中見舞いに友の名を書く
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定型の社会を逸れた誰かわたしにも短歌はそっと寄り添っている
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「若い頃そんなのなくて良かったわ」スカイプ楽しむ僕見て母言う
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太陽に灼かれたスリッパは置き忘れたまま 洗濯物は乾いて揺れる
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蓮池に佇みをれば裏山でかなかな一つ鳴きそめにけり
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