Utakata
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いしざき
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そういえば好きだ、あなたが口ずさむ時々違う歌詞の歌とか
8
これはおはようを言うためのおやすみ 明日はいっしょに水族館いこ
10
ねる、ってLINEして寝る ねるをひらがなにするほど
賢
(
さか
)
しくはある
6
知ってる?傷は膨れるのわたしの面積が少し増えるの
6
キスなんかで救われる人生じゃなかった、そんな人生なら要らなかった
5
口吻
(
くちびる
)
のかたちの傷にキスをする 手首のリボンは外しておいて
4
独居にて枕時計の
音
(
ね
)
に
撞
(
つ
)
かれひとの眼を立つ蠅の
膨
(
ふく
)
やか
9
圧力鍋の蒸気にあてた手の角煮の匂いで成功を知る
12
寝落ちしたスマホのなかで推しはまだ「きみたち」に向けて話している
12
隕石の七割は海へ沈みゆき魚は未知のウィルスを識る
8
消えかたを忘れた雪は固まって砕け散るのをじっと待ってる
9
ひとはみな小さな月だ 満月のひかりをきみは反射している
6
弓の字は月の欠片が
謂
(
いい
)
なれば天から落つる如く矢は地へ
4
チョークを握る指先の白、迷路を辿る指先の黒
10
人間が燃えて彼岸へゆくように棺は燃えて方舟となる
14
疲れ果てはたと眠りにつく君の
駆馬
(
かけうま
)
の
如
(
ごと
)
脚の7の字
12
月光が刃物になって降り注ぎ地球最後の墓石となる
7
ぴかぴかに磨けば鏡になりますか? 月は地球を映しますか?
11
みんなして優しい冬の帰り道
宙
(
そら
)
にはふたつ満月がある
6
この部屋は夜よりずっと暗いです 月のひかりを洩らす鍵穴
12
十二月二十五日の前日に庭には二羽の鶏がいる
3
前略
驢馬
(
ロバ
)
座はきみの嘘ですね? また夏に会いましょう。 草々
5
屋上に落ちてた靴は軽やかでゴムの臭いが新しかった
10
書類裁断機は紙の屠殺場 ゴミ袋いっぱいの挽肉
7
あの夏はきれいな空がありました わんこの雲が浮いていました
16
十五時に君でない死を悼むため時間通りに君は焼かれる
5
羽ばたいたきみを天使よ捕まえて屋上にまで戻してくれよ
9
香典は愛ではないと知っている マクドナルドのくしゃくしゃの札
4
約束を交わした小指は細すぎてきみの体を支えられない
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きみとキスした制服で飛び降りたきみの葬式会場へゆく
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