Utakata
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石崎セキ
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その地域では霜焼けが流行ってて子どもはみんな氷を撫でる
1
燭台を持ってトイレに行くような家に住んでた犬の老衰
2
冬にだす足の寒さはお布団の存在意義を認めてくれる
3
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(
すみません、私の声が聞こえます? ボタン押したら世界がバグって
)
4
結婚は集団管理のシステムで、なのに幸せで最悪。
1
この本は読むと狂ってしまうけどこの国の人みんな読んでる
3
きみが寝るときだけ宇宙は消えており
空
(
そら
)
のあるべきところには
空
(
くう
)
1
あたらしい歌を読むため古くさい言葉使ってますけど何か?
1
6日後に遺言状を書くひとが光風に目を細めてあゆむ
3
もう二度と「いいね」されないほど奥に埋まってしまった短歌の墓場
3
「七文字を超える言葉はありません」歌人が拒絶したものの例:ルンペルシュティルツヒェン現象
3
人間の終端速度(
ut
)は
単
(
ひとえ
)
には定まらないので
一
(
ひと
)
マス進む
2
深夜四時迷惑メールに返事して投げたスマホが枕に埋まる
2
幸福の
頂
(
いただき
)
を見る能力があるなら人は絶滅してる
5
「駄作、駄作、名作、駄作」陰鬱にトングを鳴らすゴミ収集師
5
「刺す」きみはか細い声で包丁を握ったけれど何もできない
3
僕たちのなかに存在するだけの「ふつう」にみんな殺されている
6
何気なくきみが「いいね」をしてくれて僕の命はまだ続いてる
3
枯蔦を冷雨が刺して月こもり土を破りて木苺の花
1
「耳かきをさせてくれないひとはだめ、わたしをもっと信用してよ」
9
夜空には星ひとつなく何もなく宇宙の広さだけが伝わる
1
人類が滅びた夜のツイッター botの定型文が流れる
8
TL
(
ティーエル
)
にbotだけいる真夜中につぶやく言葉は
静寂
(
しじま
)
に溶けて
3
ライターが栄えて久しい
現
(
うつ
)
し世でマッチを使うあなたが好きです
4
東京に最早そんなに価値はないけれどぼくらは残滓を求める
3
もし次の生があるなら液のない生き物にしてくれないですか
1
どろどろとした感情も短歌では綺麗になるのでとても不愉快
1
辞書にない言葉はなかったことになる あのとき聞いた美しい響き
4
「輝きは無責任から生まれるの」ぼくを見捨てた彼女は綺麗
6
(ある日の朝刊の一面)「寝てる
間
(
ま
)
に口づけされた眠り姫 王子に対し訴訟の構え」
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