しおはま    フォロー 58 フォロワー 39 投稿数 130

初めて詠みます。よろしくおねがいします。

ばりん、りん、轟音とともにあふれだすジェリーフィッシュとぼくらの祈り 

字余りで短歌にできぬ記憶たち抱え過ぎゆく小竹向原こたけむかいはら 

夜空にはひかり散らばりうそめいて手の届かないほとんどが愛 

革命の流星群の降る夜におんなはあるくわたしははだか 

降下する光の群れのただなかにイエスが立ちて果てが生まれる 

きざはしを寄せ集めたる彼の人のメールマガジン遺骨にも似て 

五年前夢をかなえて出ていった知らないひとが残したレンジ 

ホームドアはひらいたままの状態となっております雲間のように 

かくれてもむだだこれからこの町を包囲していくクラゲの群れが 

ふるさとに訛りはなくて啄木になれず渋谷のすみでぼくらは 

青春を埋葬したい輪廻へと至る手段は棺の奥に 

走るしかない走るしかない走るしかないと言い聞かせて走れ 

ぽたぽたと深紅が落ちて思いだす廃病院に咲いたサルビア 

「埼玉に雪は降らない」おおかみが最期についたやわらかなうそ 

あいにくの雨に溺れるきみを救うためタピオカの列に並んだ 

もうだれも傷つけないと誓う夜にクリアできないドラゴンクエスト 

雨の日はすこし中身が見えそうなフリーズドライでできたやさしさ 

潔白を噛みしめ痩せた手を握る牢獄にさえ雪は降るなり 

くちびるでなぞって消して流星が降ってきた日の日焼けの跡を  

その横で無音の夜は更けていく世界はいまだ炎上している 

平成が終わると騒ぎたてるきみよ二年後の春また会いましょう 

まっすぐに落ちてくだけのきみの描くその直線に惹かれる、痛い 

コマーシャル終わると死んでいた推しを見つめ動かぬ母を見ている 

まよなかの心理試験ははじまらず行列のなか月は南中 

東京へ飛び立つひとのまなじりを追っては沈む夜の浦和へ 

記憶すらなくなるほどの青春を抱えて惑う日々のがらくた 

棒針で恋々々れんれんれんと編み進み積もる雪さえ置き去りにして 

もういいや別れてくれてかまわないだって春とは暴露の季節 

恋文を手にしたきみの会計は屋上レジでお願いします 

人生のイントロクイズしよ? ヒント:その産声は半音高い