一人では 生きていけない ことを知り 友を求めて 集まることに
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考えて 何もしないで 時過ぎて 後悔すれば 人生は泣く
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何事も 思い悩める ことなかれ 思い煩い いいことはなし
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生きようぞ 明るく元気 快活に 暗い世界の 光となって
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休日も 日々の患い 引きずって 笑いも消える 心配ばかり
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それは無理 真理に悖る 願望は いつになっても 実ることなし
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虚しさを 埋めようとして がらくたに 腕を突っ込み まざぐるように
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焼き魚綺麗に食べられなくたってそれもいいのよあなたが好きよ
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珈琲を一杯飲み干せなくなった星は死ぬ時いっとう美しい
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生きているだけでしあわせだったはずなんだどうしてあなたのせいだ
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お出かけの機を失つた日曜の午後に傾くstill water
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睡眠と君の寝顔を引き換えにいつでも出すよ心と体
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絶望に人びと喘ぐ映画観てエンドルフィンを分泌する君
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太陽さえも嫉妬する 心を溶かす その明るさ その笑顔に
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立って雪歩いても雪ろくでない僕が走ってもまだ冬寂し
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要るときは軛はずれて降ってくるこれが時節というものかもね
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甘いからみどりがいいと言うのだがこの際色はかんけいないな
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何食べたい訊かれ答えた「なんでもいい」あなたの料理ならなんでもいい
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ほうじ茶が入った器青の色香りと色にしんたれる
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ひとり酒相手欲しさにそそいだがけっして赤くならぬ白梅
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「シチューの味がね、少し変わった気がするの」「あら興味なんてないと思ってた」
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願わくば陽光織り交ぜたあなたの笑顔愛しいまんま死んでゆきたい
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関係をねじ切る前の曖昧な笑みばっかりを思い出す、馬鹿
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中味の無さそうな呑み会を横目に生活と貯金の話など
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給水のボランティアする子が映り 拍手喝采応援する母
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春めくもママさんテニスは重装備UVカットのグッズ数々
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初めての彼女の手料理食べてみた言わなかったがマズ!マズ!の出来
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快速が通過する町の住人の知られず終わる恋物語
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歓楽の街に行き交ふ人々の首をめがけて粉雪が降り
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諍いの元は必ず愛でしたズボラは母似O脚は父似
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