あの空に浮かぶ雲みたく風に乗り 君の所へ流れ着きたい
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朝起きて裸足で歩き、思い出す。そういや昨日爪切ったなぁ
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妹が アイス棚前に 二十分 選び取るのは いつもと同じ
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親指のってぇ爪よ てぇのは許すから切った弾みで跳ぶな
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年金が医療費よりも多いから家族は望む延命治療
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おふくろはボケでおやじは寝たきりで介護嫌った嫁は出ていき
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ツイートを消して何でもないようにふるまう君のねむるツイート
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幼少の記憶の鼻腔抜けていく風邪の気配のポカリスウェット
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私より遥かに慣れた達筆で誰かが書いた書状の名前
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お酒飲み廊下を歩き躓いて自分の終わりふいに感じる
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梅味の普段買わないスナックを手に取ることの君の面影
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黒髪を内側から覗く キューティクル越しの虹に目を細める
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三ヶ月あれば細胞からだは変わるとて 心の薄皮触れる指なく
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ホットプレートで、汐焼そば、キャベツ、豚肉、🧅入れて、紅生姜、シシトウ、ミニ🍅😋
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ハンサム2観てると、我が家の娘達と符合、家庭てこんなもんかな笑😆
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子供達から、父の日ありがとう、また初孫からもこちらは、ジジの日かな☺️
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日曜日 はしゃぐ子どもがパパを呼ぶ 覚えているかな今日は父の日
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父の日に靴を贈りしあの頃は今仏壇に感謝を贈る
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授乳中ママの要求何ですか?両手を挙げて背伸びがしたい!
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チビ猫は 空のお皿の前で待つ お行儀よくすわり おひるをまつの(早い)
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ふわふわの こめかみの辺り白髪しろっぽい 天パというほどでもない癖毛
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久々に会ったあの人少しだけ都会の匂いを背負っていた
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たましいが付いてくるのを少し待つ高層に着くエレベーターで
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ちょっと好きポツリと来そうな空の日の濃くて深まる草木くさきの緑
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さまざまな港を船が寄るように猫が日陰をめぐる真夏日
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水切りで回復をする花ぼくも過去を忘れて生きながらえる
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降る雨といっしょに傘の水玉も抜け出しそうな午後休の街
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木漏れ日の模様になってすこしだけおなじ種族になる犬とぼく
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赦します だからわたしも 赦してね そう言える日は永遠にずっと来ないが>亡き父へ
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巣に帰るからすを見れば泣けてくるどこをねぐらの一本刀
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