Utakata
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ゆきみやこ
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君を待つ世界はいつも冬だった そうだね僕は春を待ってた
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人間の化石をいつか人でないものが掘り当て燃料にする
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いつだって君の視線の先にいて君のことばの意味になりたい
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全員が敵だとマジで思ってた 踏み出すまでは自分さえ敵
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諦めは赤より青の信号機 さあ諦めて早く進めと
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画面越し翻訳された悪意とか 僕ら繋がりすぎて孤独ね
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うたを詠む度に時間を選り分ける 残り全ても生きてきた人
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時雨降る空は最後に泣いた日の夜の哀しき父の眼差し
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手紙には嘘を書いたのウィンドウに映る自分の顔が怖くて
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虫籠の中の世界と知っていたけれど飛べれば十分だった
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捨てられた後にも傘が傘であるように貴方を待つ人で居た
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断った君と誘った僕をただ燃やして夏の夜に咲く花
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あと一つ伝えたいことあるけれど多分花火が遮るね 好き
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爪痕がやけに綺麗で捨てられた時の形を崩せない紙
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通学路 夏の魔法を夢見てた 氷魔法を今は夢見る
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薄めるも混ぜるも知らぬ子らが見ていたクレヨンの空と太陽
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蝉時雨 煩い位に鳴きここに殻を残していった貴方は
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昨日の君の涙がこの街の雲でなんだか空が悲しい
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雨は降る 君も泣かない訳じゃなく涙見せないだけだろうから
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太陽を向いて咲く花 どうすれば人に優しくなれるでしょうか
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君の眼に宿る光を知ったのも初めて声を聞いたのも夏
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さよならを云って冷たい舌のまま 未だアイスの棒弄ぶ
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真二つに割れた心は君を見てもう溶けだしたアイスキャンデー
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ソーダ水 君を好きだと悟った日 静かに夏を告ぐる風鈴
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風薫る夏が来たなら真っ先に君に出会って聞かせたいうた
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音もなく溶ける海月のような夜 寂しくはない夏の孤独は
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燕
(
つばくらめ
)
君の故郷に帰るなら三切れ切符が必要になる
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嘘をつく解れないよう糸を吐く 貴方の夢に包まれ眠る
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春が来て君は変わった 僕はもう昨日の君を思い出せない
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川沿いのあれも桜か尋ねれば ええそうですと蕾が笑う
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