Utakata
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ゆきみやこ
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雪の積もらぬ街にいました
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風薫る夏が来たなら真っ先に君に出会って聞かせたいうた
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音もなく溶ける
海月
(
くらげ
)
のような夜 寂しくはない夏の孤独は
19
燕
(
つばくらめ
)
君の故郷に帰るなら三切れ切符が必要になる
12
嘘をつく 解れないよう糸を吐く あなたの夢に包まれて寝る
7
春が来て君は変わった 僕はもう昨日の君を思い出せない
11
川沿いのあれも桜か尋ねれば ええそうですと蕾が笑う
17
珈琲に溶けしミルクよ この傷も癒えて私の色を変えるか
17
教室の隅に天使の絵があって 今日もどこかで人が撃たれて
11
長年の恋が一つの結末を迎えた朝の君の味噌汁
8
不発弾多き脳内 爆発と成れぬ芸術たちの墓原
8
脳死まで動き続ける心臓と心停止まで思考する脳
11
肝向かふこころに色ぞなき 今日の涙に色の絶へてなければ
7
こんな詩すぐに忘れていいよでも忘れるまでは僕を愛して
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聞こえないふりして前を行く君の真似して空も黙り込んでる
5
透明な花瓶は傷も透明で 割れる前なら触っていいよ
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これまでの自分をいくら赦しても今日の自分が罪を重ねる
15
この街に雪は降らねど 積もったと君が囁く電話越し 冬
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意地悪な電話とぎこちない手紙 貴方の利き手すら愛おしい
5
白雪や 汚れつちまつた悲しみに汚してやつた喜び勝る
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