Utakata
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ゆきみやこ
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帰宅まで堪えきれない雨粒に どこか優しくすれ違う傘
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君にしか聞こえぬ声で波はまだ君の返事を待っているのか
13
恒星でなくとも夜を埋める星 街を見下ろす黒になる夢
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サボり症日記はいつも続かずに過去は記憶と あとは詩だけ
16
真逆だと思うものほど面影の裏にぴたりと張り付いている
13
好き嫌い嫌い嫌いと言ったとて どうせ明日には枯れているのに
13
嘘つきを卒業できると信じてた 全ての嘘がばれるその日に
16
君を待つ世界はいつも冬だった そうだね僕は春を待ってた
11
人間の化石をいつか人でないものが掘り当て燃料にする
13
いつだって君の視線の先にいて君のことばの意味になりたい
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全員が敵だとマジで思ってた 踏み出すまでは自分さえ敵
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諦めは赤より青の信号機 さあ諦めて早く進めと
13
画面越し翻訳された悪意とか 僕ら繋がりすぎて孤独ね
10
うたを詠む度に時間を選り分ける 残り全ても生きてきた人
11
時雨降る空は最後に泣いた日の夜の哀しき父の眼差し
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手紙には嘘を書いたのウィンドウに映る自分の顔が怖くて
11
虫籠の中の世界と知っていたけれど飛べれば十分だった
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捨てられた後にも傘が傘であるように貴方を待つ人でいる
20
断った君と誘った僕をただ燃やして夏の夜に咲く華
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あと一つ伝えたいことあるけれど多分花火が遮るね 好き
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爪痕がやけに綺麗で捨てられた時の形を崩せない紙
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通学路 夏の魔法を夢見てた 氷魔法を今は夢見る
9
薄めるも混ぜるも知らぬ子らが見ていたクレヨンの空と太陽
12
蝉時雨 煩い位に鳴きここに殻を残していった貴方も
11
昨日の君の涙がこの街の雲でなんだか空が悲しい
10
雨は降る 君も泣かない訳じゃなく涙見せないだけだろうから
13
太陽を向いて咲く花 どうすれば人に優しくなれるでしょうか
13
君の眼に宿る光を知ったのも初めて声を聞いたのも夏
16
さよならを云って冷たい舌のまま 未だアイスの棒弄ぶ
9
真二つに割れた心は君を見てもう溶けだしたアイスキャンデー
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