ちょっとだけ腹筋割れた 嫌なことから逃げられるわけじゃないけど
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(ありがとう呪いの言葉はいりませんひとつ残らず食べてください)
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よかったあ! 最終巻とちがうかった 「次巻予告」から読んだの初めて>コミック新刊
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姫君の名前のような朝顔と桔梗が集う小さい路地に
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すきま風吹く歌人を詰められた街で聞かない響かないから
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何か言い 口論となり 気まずくて 黙っていれば よかったものを
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今日もまだ半袖のに妹の「朝はヒトケタ」警告LINE /帰省
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にゃあんの声 主は見当たらず目を凝らすほど猫好きではないため
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喧騒はどこに流れてしまったの 雨に濡れてる街のしずけさ
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お茶の間で微妙な空気醸し出す土曜の夜のハニーフラッシュ♡
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ぬいぐるみ みたいな お前ん家の 犬が 何もしてない 俺に吠えてる
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腰履きの デニムに 鼻ピアスの 君は お邪魔しますと 靴を揃えた
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雲間から 明るい月が 顔出せば 人も自然の 一部と思う
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白毛猿お供に連れて荒野出る母をたずねて三千里往く
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秋風が 二人の間 吹き抜ける 恋の終りが それを許した
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そこここに優しい秋が顔を出す 七分丈シャツ空色カーデ
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「とりあえずビール」だなんて言われたら気を悪くするビールもあろう
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ジンギスカン蒙古料理じゃなかったの?!でもバイキングはノルウェー料理ね
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水たまりぴしゃぴしゃ弾むステップで吾が子は踊る時を忘れて
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チェット吹くペットの音を聴きながらまだ生きている事実を思う
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よーいやさ!たけき大人を追かける子供御輿の弾む輪唱
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社会詠、かえって難しいことを知らない人のあふれた歌壇
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岩よりも固い決心あるのだと この歳にして初めて知りぬ
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見とどけてやった映画のあじけなく記憶されてくことぞ悔しき
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人口に膾炙してこそ言葉なれ 正誤美醜を評する前に
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産声の抗議も拍手と祝福を 叫ぶ無辜らに搔き消されてゆき
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浅はかに種は芽吹いて花畑 責を問われて毟る根こそぎ
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誰しもが架空の猫を撫でている 心の中の大切な猫
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「断捨離をすると離婚につながるよ 要らないものが見えてくるから」
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雷に打たれたようだ逆境をチャンスと捉える友がいて
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