死にたくなる 事はないかと たずねても 「ぇ」とひと言 こどもの日
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陽を受けて苺パックで舞う金魚紅の赤さで競い重ねる
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これほどに地震多発の日本なら天空の城ラピュタで暮らそう
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石段の足には落ち葉目に緑だんだん死んでだんだん生きる
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けっきょくは メガネも五感も このせかい うけいれやすく ひずませるだけ
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「婚姻は、両性の合意のみに 基いて成立」する 一妻多夫でも 合憲よ
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進化って 居住環境  適応の 集団でなけりゃ 存続しない
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いけめんを はべらせていた りゅうぐうじょう うらしま花子は おもいでにいきる
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壁紙が普通なだけで少しだけ安心するの単純かな
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吹き渡る風の薫りて川端は白き野茨うまらの青空に
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ワガママに振り回された一日は「子どもの日」だと言えなくもない
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朝の道いやだいやだと園の前言うなればこれも風物詩かな
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尾根道に初夏の風巻き上がり 我が気鬱ごと吹き散らしゆく
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再三の黄砂に出向く洗車場さくら花びらどこからか舞う
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食卓にピザと味噌汁、生春巻き居ながらにして世界を旅する
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休日の予定ない時間ときミルでひくコーヒー入れて潰しませんか
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君とみた 海をひとりで みているよ。 あの日のように 今日もきれいだ
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日常に 追われるからこそ 辿り着く 昔からある お寺の空気
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フレンチの トーストをば 作りにて シナモンなぞを かけながら食らう
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満月の パワーでなんだか 力沸き 張り切って寝る 一日の終わり
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植物と 語る時にも 体力が いるのだなあと 思う植え替え
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春の花 「撮りっこしよう」 提案に 芝桜撮る 君いとをかし
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定年後 便利なものを 取り入れる 夜の発熱 ファストドクター
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「レモン」にね なんだかとっても 惹かれてて 味も香りも 形も好きだ
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宇宙とか 哲学とかで ユルっとし 急に実用書 なんかも読むよ
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「目指す人」 いつも何かに 向かってる 背中を見せて 飛び回ってる
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ペディキュアを 塗って万全 整った いつでも夏に 走り出せるぜ
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街角の 草木の世界に 黒船が 綿毛にれんげ モミジの実まで
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今朝もまた 自転車乗るよ海までね 君が好きだと 言ってたからさ
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抗えど同じ答えになる事象押されたものをなぞる軌を知る
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