ゆず  フォロー 0 フォロワー 0 投稿数 22

恋のうた

惜別の覚悟を決めたその朝は背筋が1ミリ天へと伸びる 

誕生日はきみの香水がほしいです 香りだけでも一緒になりたい 

捨てられて波にもまれたガラスたち 私もなるよまあるくカラフル 

君がため夏の夜に出でて場所をとる 頭上に眩しい大輪の花 

髪切るは敗れた恋の為でなく 苦さを纏った大人になるため 

白馬でも王子でなくても酔いどれの私を迎えるあなたは騎士ナイト 

瓶ラムネビー玉落とせば戻らない 君との夏へはもう戻れない 

足先までつるっと愛されたくなって  ドロップ色のペディキュアを塗る 

今日こそは絶対言おうと決めていて りんごの色したリップを纏う 

運転中ふいに君から「好きなんです」 待ってよあいみょん止めて聞くから 

道端でぱしゃっと撮った空色を送ってみようか日曜日の暮れ 

あなたとの散歩が日課になったから黄色い花の名覚えてみむとす 

とりあえず海へ行こうよ まだ君が私のことを嫌いでいいから 

今日あたし ゆうたくんの家に行く ごめん、このことかなちゃんにはないしょ 

真夜中に「でも」と「だって」を繰り返し 嫌でも気づく 君が好きだと 

初夏はつなつの潮風スカート揺らすから 静止を知らない僕の心臓まんなか 

キャラメルのポップコーンを壁として 手さえ握れぬスクリーン5 

手を繋ぎ 青信号へ駆けてゆく 日暮れの踏み切り後にしながら 

君までは遙かに遠く及ばない だけど届いて乙女の祈り 

「マジで好き」と私に言う君の マジは本気マジと捉えていいの? 

ずるい大人の僕だからお酒にとかして好きを伝える 

「失恋しても腹は減る」 僕が論文書いたっていい