銀箔の 夜明けの雨に 濡れた町 景色はひんやり 秋の空気感
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「きのう何食べた?」と自ら問うてみて 思い出せぬよ 作ったはずが>番宣(笑)
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みんなみんな星型に絞るマヨネーズ嫌いの反対はだいきらい 
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お隣りさんは戦争だよって夕焼けのマクドナルドでいっていってよ
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湿度計気にしながらもデンタルピックに研ぐ歯ブラシのけばけば
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左むきで夜ふけのハンドル滑らせるおまえはせかい「こんばんは。海」 
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正太郎まねたる吾は不忍の池之端にてカツレツを食ふ
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極暑だったがいきなりの秋 朝の歩道に涼しい風が吹いる
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人間もかくの如しか秋桜の日の翳る方たけの短し
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海辺の散歩道 雲が赤く染まり夕日が海に沈むのが見える
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北は防風雨☔️、寒し秋一番、式は平穏無事願う
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公園は夕陽のなかに静まりて蒲の穂絮の自づから飛ぶ
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エアコンを止めた 蚊取線香の煙が真っ直ぐに上り始める
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僕ら 居合わせることができなかった(その)ことをずっと重要だいじにしてたんだ
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雲ふたつ 風が描きし 絵画展 誰と眺めん 空のキャンバス 
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連ドラの 〇〇ロスも 束の間の 次のドラマに 心奪われ
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夕立の 予感に帰路を 急かされて 遠くの雲の 色と匂いと
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ずっと長い頭痛の原因 前髪か 伸びすぎ重い 限界突破
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真夜中思う この体調なら美容院行けるのになと 朝にはしんどし
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夜明け前 20℃はとうに下回り ねこたちのため 快適おまかせ>エアコン
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檸檬の檸の漢字を日記に書いたとき潰れてしまったちっちゃな心
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採取した涙を顕微鏡で観たら悲しみたちの結晶構造
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ブレーキは踏まないような顔をしてスピンせぬよう微力調整
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孤独には孤独の幸福などもあり、ストローはすぐにふやけたりする
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母子熊保育園まえ鬼ごっこ畳屋さんでつかまえたぁー。
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花言葉「友情」の花を一輪 愛を伝えに行こうと思う
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鬼皮も親指の皮も剥けたけど、だから美味しいそれで嬉しい
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チケットが取れないときにもやもやと頭に浮かぶ目玉の数
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進歩というだけではどっちに歩いても進んでいることになってしまう
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頂いた栗で作ったきんとんが良く出来たから里帰りする
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