Utakata
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とりっく
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春霞 夏や色付き 三ヶ月や 秋雲忘れし はや冬化粧
5
指先に 灯る火種は 沈む陽の 爆ぜりに似たり 線香花火
9
五月雨を 早幾月か やり過ごし 晴れ渡り空 色や夏めく
11
雨催い 宿る方便 見失い 別れ間際に 乞う立役者
4
路地照らす 春灯見上げ 我想う この儚さや 永久のささくれ
6
桜雨 吹いて流れる 花びらが 地に落ちる程 遠のく君よ
6
朝露と 落ちて弾ける 濡れ若葉 胸弾む道 世は春心地
9
おはようと 声上擦って 横並び 私の気持ち まだバレないで
9
肩並べ 日増し離れる 距離の分 伺う視線 日ごと増しけり
7
白息と 水張り氷 霜柱 夏が来る度 懐かしむ今
10
別れ歌 弾む声とは 裏腹に 胸に
閊
(
つか
)
えた まだ行かないで
9
道別れ 袖触れ合いも この日まで 心写せし 花散らし雨
10
暮れなずむ 帰途に並びし その影も 宵に落ちれば 恋も
一夜
(
ひとよ
)
に
5
靴先に 石蹴り歩く 君の背に 顔向く言葉 練り付き歩く
4