Utakata
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ふるさと
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私より華奢な背中がさらにちいさくなるまで手を振ってさよなら
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あたし墓には入りたくないのだって あたしにそこは狭すぎるから
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風呂上がり、いちばん暖かい今の体温で君にハグをしたい
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愛するということ君のフルネーム なんとなく口に出してみること
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太陽のような笑み、君は春生まれだったね あたたかな君だものね
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君の前で少しかっこつけたかったからまずFコードを練習した
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眠気をさますように陽が入り込む午後、校舎の影の中にひとり
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君がいいにおいと言った柔軟剤見かけると少し顔がほころぶ
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アラームが鳴り響く 目覚めるこれが私と世界のコンビの出囃子
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わからない問題の答えはあなたの誕生月のマークシート塗る
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私の指 間に君の指があることがこんなに心地いいとは
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隙間風 触れる爪先 凍えてる築五十年、夏まだ遠し
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冬の朝 髪を乾かす温風が心地よくって今春想ふ
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隣同士 ノート書く時手が触れる ああ君が左利きで良かった
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君の住む 区でも同じ日が昇る そうだよね?ほら こんなに赤い
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朝が来るから寝たくない 明日が来るから寝たくない ああもう、眠い
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あなたにやきもちを妬かせてみたくて「チバがさ」とミッシェルの話をする
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狭すぎる部屋で私を包む読みかけの火花やエルレのアルバム
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カフェインを 注ぐ愛用のマグカップ すかさずそれを 倒す愛猫
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「今年は暖かいね」と言った翌日 積もる雪みて出た白い息
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少しだけ ぬるいと感じてしまう冬 外帰り手を 洗う冷水
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愛おしい 眼鏡を付けたまま眠る あなたの頬の 布のあとさえ
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好きよと言ふ 口の形は同じでも おそらく意味は 違うの知ってる
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