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水温む 川面に漂う花筏 少女
掬
(
すく
)
いし
桜花
(
おうか
)
惜しみて
24
戻らばや花かんざしの
童女
(
わらはめ
)
の姿包みし春の夕暮れ
17
雨風
(
あめかぜ
)
は今がピークかお勝手でじきに帰るだろ家族を思う
26
汝が心鈍き我さへ絆しけり満てぬ思ひを独り見つめぬ
11
春
繰
(
く
)
られ 桜が若葉 宿す
様
(
よ
)
に 君は変わった 遠い日の歌
14
なにげない"I LOVE YOU"が歌になり、星になり、もう取り返しつかない
8
世の中に 無駄なんてものは ないんだよ 無駄を愛でる なんてのは無駄か
3
平日は RTAばかりの 毎日に 飽き飽きとして 風来のシレン
3
価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
28
別れとて黒・黒・黒に囲まれてもう還らない君の笑顔は
31
暑くなる予感の朝や紅ツツジ 花見の風邪の癒える間もなく
25
あんなにも有名なのに絵も知らず初めて会った今日ハナミズキ
14
週末のアイロン作業は捗りぬ 「ながら曲」にはボサノバが良し
20
湖畔へと漕ぐ君越しに空仰ぐ燕群れて此処へ戻る
13
割引をさせまいとの陰謀か 一向に開かぬエネオスアプリ
8
冬物の羽毛布団を一抱え 丸め押し込むコインランドリー
21
この頃は ついぞ見かけぬ カマドウマ 何処に消えたか でもホッとする
15
昨晩の おかずがぼちぼち あったから 朝からガッツリ 天丼食べたった
7
「ただいま!」と母に抱きつく一年生 登校三日目 桜満開
64
仰ぎ見る帽子
攫
(
さら
)
われ花嵐歯抜けた前歯尊しとなす
13
色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
18
原初の火 確かに皆にあったもの 再会は直ぐ 思慮の三歩目
5
原初の火 今に灯台の比喩を為し 消えかけた君の世界を照らす
6
4・5月に 長い連休 なき時代 お祭りに行き 広場で遊び
13
私はソメイヨシノと声上げる高速道路の
雑木
(
ぞうき
)
の中で
29
春
真中
(
まなか
)
昨日の雨から顔を変え 夏日迎える静かなる朝
7
雪吹雪 こだま返らず 冬の夕暮 独り影 雪の足跡 振り返り
4
ナッパ服袖とおしたる若き日よスーツ姿に制服を思う
15
草原に 寝てる俺には あたたかく 進む俺には 風は冷たい
4
冬の日の 天空架ける かずら橋 凍つ山おろしに ゆらゆら揺る
4
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