慣れもせず引きずりもせず「さよなら」が降り注ぐこの毎日をゆく
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この土地に骨を埋めむときめた身の 旅にゆくのはまたかへるため
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紅白の司会決まったニュース聞きワクワクした頃遠くになりぬ(大津芭貴さまお題拝借)
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古里は秋の味覚の宝庫なり栗に野葡萄きのこ色々
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わかってる 君が愛しているのってじぶんだけだと 私は道具
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紅白の司会が決まったニュースとか聞くには暑い陽気の日だった
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網膜も子どもと描いた壁の絵も落ちてたまるかテープで補強/9/22
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親よりも妻子の顔が浮かぶ夜俺が作つた『唯一』だから/9/22
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ジンライム苦き酸っぱき初恋が破れた時のまんまその味
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面倒な風呂カビだつて俺がやる家族のそばで笑つて居たい/9/22
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妻呑んだビールの缶を捨てにゆき昨日と同じ夕焼け眺め/9/22
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子が帰りあつという間の喧騒で涙引つ込む日常の暮れ/9/22
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note.comのおとにていろんなタグにお邪魔して歌なげこんでゆくぞたのしき
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秋来れば菊の花咲く秋の味もってのほかとう食用の菊
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スタバにてニーチェひもとくニヒリスト 現代日本の象徴は僕?
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ことばじり とらえられたり とらえたり にたり よったり ふたり だんまり
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海の家今は人なく抜け殻となって久しい秋も半ばよ
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泣きぼくろつついておこすとなりの子金曜五限睡魔のきはみ
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デスノート多くの首長の名を連ねリセットしたいぞこの世界
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ブスなのは私じゃなくてあの人の心のほうだと思うんです
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防犯のカメラにくっきり写る霊まぬけってか不用心じゃね?
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疑似科学?マイナスイオンは何者ぞ?効果あるならノーベル賞
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キラキラの笑顔に瞳孔開きすぎ見慣れた人の顔がぼんやり/今日の恋歌
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千歌まであと百十歌と相なりて質より量のいんちき歌集
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なるほどね 春の仕業かこの眠気 ハッ夢?えっ秋?こんなはずでは……
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里芋の葉っぱに転がる朝露で書いた短冊 七夕懐かし \羊の皮を被った山羊さまへ
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夏の日の 突き刺さるよな 西日にしび今 疲れた体を 優しく包む
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あなたはね私に依存してるだけ それは愛とは言わないでしょう?
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疫神えきじんを祀る祠を破壊して村の乙女と駆け落ちしたい/Xで祠流行ってた
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ひび割れたハンバーグ隠すデミグラス それで良いよと頬張って泣く
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