備蓄米扱い業者の報道になじみある名を見つけ安心
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一日がようやく終わりやれやれと家に帰ればサバの塩焼き
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ふるさとの 夢分かち合う 仲間でき 希望と不安 抱え飛び込む
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眩しいなパンジーの花の目はきっと100キロ先の海も見渡す
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かの人と 互いの行方 語り合う 夫婦を離れ 人として知る
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治療薬まだ無い難病・筋痛症 皆の短歌を読むが良薬/感謝
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「かみともにいまして」一曲 天に捧ぐ ねこたち ふしぎそうにみている
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人参の シリシリ作り 南国に 思いを馳せて 味覚楽しむ
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ベランダで見上げた空に夢抱き そよ風吹いて今を感じる
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鉛筆と 紙が一枚 あればいい アイデア書き留め ビリオネアに
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物思い 雑踏の中 静寂が 没頭し過ぎて 異次元世界に
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止めようかスクリーンには新作の広告だけで二時間になる
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信じてる 壁また壁を 乗り越える 言葉の力 岩をも通す
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街灯が ぼやけて映る 雨上がり ぽつんと一つ 水溜りの中
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右は右左は左前は前蹴躓かずに生きて行けたら
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五月晴れさやかなる 通勤の朝 スマホ仕舞いて 眺むる車窓
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ただあって光と風を分け合って貪ることなく笑っていたい
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ふるさとに泳ぐ鯉のぼり孫たちも尻尾をつかみすいすい泳ぐ!
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風そよぎ涼しくもなく暑くなく散歩日和の晩春か初夏
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パン屋にて ベビーカーのママさん通そうと 引き戸を内と外から押さえる(どなたか存じませんが、外で押さえてくれた方ありがとう😸)
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今どきのメンズはメイクが映えるよな綺麗な肌を持ってらっしゃる
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笑い声チャイムの音と共鳴す ゴミ箱の缶洗ってないな
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通知音覗きのぞけどただひとり 響くもひとつ筆をとる音
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大好きな電車 F揺らぎ ガタンゴトンで痛みも和らぐ
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悲しみはしたたるみづとなりましてどうせ誰かが死なねばならぬ
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こんなにもあなたと会う日は輝いて月も隠れたこの夜さえも
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老いていきありがたきもの増えていく駅のホームのベンチのように
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ふつふつと湧いた怒りが抜けていくコップの中のサイダーみたい
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とりあえず 種まき野郎捕まえて ゴン詰めします 大人の勉強 
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すれちがう バスの運転手さんたちの 挨拶 見たくて いつもこの席
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