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拙速に 事を進める 政権に 守る術無し 弱き者なれ
12
旧友にサプライズせむと策練れば 残る日数に浮き足立ちて
9
流れゆく 川は段差を ゆるゆると 見ることはなし 同じ景色は
11
雨だれが腕にじんわり広がりて最早弾かぬ歳に成りにけり
13
あるはずの場所にマンガが見つかんない時が止まった汚部屋あるある
18
ガラス戸を隔てメダカの群れを追う 君の視線も
水面
(
みなも
)
を泳ぎ
15
夕立が降り出す前と さよならを言われる前は どこか似ている
5
小雨降る 駅に降り立ち 迎えるは 楚々と咲きたる むくげ一輪
22
熟成の期間なのだと言うことで賞味期限の過ぎるを待って
17
わたしがさ 何を言っても 上の空 ふたりで何か 叶える気ある?
3
古
(
いにしへ
)
の人の心に通はなむ詞の珠を敷島の道
11
「あっ臭あ!八百屋のおっちゃん実い出した」「心配せんでええ
諸
(
もろ
)
屁えや」
8
梅雨空より温きシャワーを浴びをり 笑顔の如く 華やぐ
八仙花
(
あじさい
)
22
テッペンを 狙ったものの あと僅か 極められずに 登頂ならず
10
「ヌリカベ」と陰で呼ばれる厚化粧落とした時がまさに妖怪
11
のっぺらぼう手配写真のポスターの空白欄に「あっ、もうバレた!」
7
母の日はカーネーションの絵が描かれ 父の日は嗚呼、ビールと酒の絵
16
遠き日の家庭訪問 先生にくっついて来た友よ元気か
23
yuugu
6
雲低く色を濃くした田の緑秋に実れと雨恋うカエル
10
傘出さず
屋外
(
おもて
)
出歩き 昨日まで 今はまだ梅雨 思い出す今日
4
寝ころんで土曜の空気を吸い込めばこんなところにほくろがあった
9
越してきたばかりの街の定食屋 案外美味しかったアジフライ
5
一輪のタンポポモドキ咲く道に回覧板を持つ手も揺れる
9
母と行くプールの帰り喫茶店チェリーが光るクリームソーダ/子供時代
24
青々と緑緑とつれづれのかしこみかしこみ日々とたわむれ
5
何もせぬ休日ですと雨粒を見下ろしてますカウチ軋みます
3
日替わりのデスクトップを眺めてるあなたもきっと前世、猫です
10
こっそりと 耳打ちすべき 頃合いを 見計らううちに 終点に着く
13
混み合って 奥に押されし 小太りの 社会の窓が 半ば開いてる
7
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