衣笠
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自称E217短歌部

愛なんていつか醒めるものだから盲目のうちに標本にしたい
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石橋ハヤネブに輝く御身の麗しき そこに嘗ての夏の日を見る
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青春があなたを私に刻んだの 私のすべての始まりの色
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長総最果てE217きみを忘れじ 思い出を胸に刻んで終わらぬ旅路へ
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夕暮れの微睡みの君にいだかれて死ぬか生きるかの瀬戸際にいる
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横須賀線スカ線の車窓に梅の咲き誇る、二度と巡らぬ春の額縁
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十五日改正日、カメラ持つ意味ひとつ消え あなたのいない総武快速
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この無常、噛み締めるには辛すぎる 私にも早く終わりをください
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「ダイ改後、運用予定無し」の報 これがE217きみとの最後の初詣
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モーターを唸らせきみは生き急ぐ、余命いのち短し走れよ乙女
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あまりにも見慣れたきみのさよならを信じられない信じたくない
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鈴の音も忘れて長野でE217きみを待つ、カメラを持つ手の震えは寒さか
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久里浜で迎えた鉄道部品きみを抱きしめる 随分と軽くなってしまったね
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さよならの数は七百四十五 はらりはらりと長野で散って
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この瞬間ときの貴方の為に私在る 狂い咲いてよ泡沫の花
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ひっそりとシャッター切った推しの死を 怖くて未だ見返せずにいる
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6番線 うつろな姿で横たわる、まるでもう息してないみたい(E217 配9744)
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EF64ロクヨンに幼子の様に手を引かれ パンタの舟はとうに切られて
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散り果てていつか世界になるのならそのひとかけらをどうか私に
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本牧の涙もしとどの往日は妬心と捨てましょ 百舟ももふねの泡
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