Utakata
登録
Login
サイトのご案内
しまりすのすこ
フォロー
51
フォロワー
34
投稿数
53
2024.10月からはじめました。
よろしくお願いします。
1
2
次 ›
最後 »
詰む夜の怖さは息継ぐ水面を 探し出せずに動けぬ時間
9
空遥か 予想どおりの
報
(
しら
)
せきく 春の賑わい 胸ぞ潰るる
13
子を憂う春も希望に
揺
(
ゆ
)
る春も 胸にしまって 米を研ぐ夜
20
またひとつ めぐる季節は数えねど 猫の
齢
(
よわひ
)
に過ぐ時を知る
15
「母」を生く25年を振り返る 痛むトラウマ息止め抱き締む
15
何もかも投げて狂ってしまいたし また動けずに 夜の音がする
15
見ちゃいけないものを見せらる心地して 閉じるインスタ 私だけかな
17
わかってる 優等生じゃなくなって 母の目真っ直ぐみられなかったの
13
思春期の壁の隙間で投げてみた 弱音はあの日 母に届かず
18
よきことを
佳
(
よ
)
きこととして謳うこと モノクロームのマジックミラー
18
一瞬にざわざわの波のみ込まれ 手足冷たく猫に救わる
17
まどろみの
汀
(
みぎわ
)
で不意に風が吹く ごめんね猫ちゃん灯りを消せない
14
年の瀬の 浮き立ち急ぐ人の波 心細きはきっと我のみ
19
夜明け前 音の無き闇 ざわざわと 寄せ来る波を眼を開けて耐ふ
22
傷口をたどるもとうに
痕
(
あと
)
もなく 死ぬまで忘れじ あの日誓いしも
15
地這う夜 涙の中で呟きし 独り語りにうたかた優し
25
おぼろげな輪郭たどる若き日の 消えなば我は我でもあらずや
15
花の
如
(
ごと
)
少女のままに笑む君に 幸せになれ
聡
(
さと
)
き娘よ
16
幼き日 母を見上げる瞳だけ 今でもさがす 我に戸惑う
12
切り替えが 下手なままでは生きられず 外はあんなに晴れた日なのに
15
親でさえ 理解できぬまま君
庇
(
かば
)
い 疲れ果てたる日々に涙す
16
旅先の家族の姿浮かべつつ 予定飛ばして猫撫でる週末
15
あの歌が流れて胸の奥騒ぐ 恋をするには遅すぎるから
19
憂鬱を 忘れんがため 狂いたし ただそのために ただそれだけで
15
ふと気づく あの頃の母今の我 とうに追い抜き 未だ未熟で
23
君のためなんかじゃなくて この胸が もう無理だから ごめんさよなら
11
拙さを恥じつつ我が身のなぐさめに 流れに混じり優しさを受く/うたかたの皆さまへ
18
齢
(
とし
)
重ね
将来
(
さき
)
の自分に課してきた あれこれ回収するなら今ぞ
17
雨雲が不穏をよびそう ざわざわと 背筋伸ばして口角上げて
16
今日は無理 あしたもきっと同じこと 我にも君にも時は過ぐのに
13
1
2
次 ›
最後 »