微睡まどろみて 隣席りんせきの人に 触れぬやう 眠気覚ましに 歌を推敲すいこう
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ぱっくりとヒビアカギレで皮膚われて冬越え今日も痛くて春
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春雨に髪をぺたりと撫でられて金曜の夜はなにも怒らぬ
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「逢いたかったではごはんか」と言える人は 皆歴史の物語の中
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手のひらを天に差し伸べ確かめる傘さすほどの憂いかどうか
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新人の頃の自分に伝えたい 場数踏んでも緊張はする
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本当にお別れだよと覚悟して はなの終わりにしとど降る雨
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優しさは すべてを覆う 愛の布 続けていれば 天が微笑む
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報われぬ 星に生まれた こと嘆き いじけるなんて もったいないぜ
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恐ろしい 恐い人には 楯突くな 軽く素通り 触らぬように
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信念と 義務と責任 盾に取り 抑圧したり 噛みついたりと
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何がさ僕を苦しめてるの?まあもうなんでもいいんだけどさ
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老いぼれて 厳しいだけの 人となり 恐れられたり 威張ってみたり
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友達も お金もなくて 自由人 怠け者だと 非難されても
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変な夢 ずっと説教 していたり 他人の追憶 語ってみたり
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バタバタと 高齢順に あの世行き 診察待ちの 呼び出し気分
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休みたい コロナの後の 体調を わかっていても わからぬ事態
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恨み言 文句も愚痴も 申すまい 耄碌したる 人の戯言
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風呂上がり鏡を見れば小太りの新大学生 かなり厳しい
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雨打たれ 散った桜は 悲しげも 隣に咲いた 藤は輝き
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企画書で 熱く商談 若手社員 今月退職 素振りも見せず
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雨の中 挨拶回り 君が来る 再会喜び 話止まらず
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運悪く嵐の中のお花見も花弁が傘を飾るからアリ
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ピグレット発動してよ違う返事しか降ってこないじゃないかよ
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山椒の新芽の相違 尋ぬれば 犬山椒いぬざんしょうなる憎めぬ騙し
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桜花、致死量の春を負わされて花びらが血に染められている
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鈍色の霧に巻かれる山のよう 我が人生も消えて無くなれ!
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雨のを打ち消すようにはらはらと桜舞い散る金曜の午後
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松林 土管の中のノラ猫一匹 冬を乗り切り 生きてた!良かった!
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政局を追うような顔でアイドルの結婚記事をスマホで読む妻
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