母さんの寝床整え手に取った枕は母の香りがしてる
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二段階認証までして出すほどの情報のない我がデータベース
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夏になる前が一番さみしくて蚊取り線香の火に手をかざす
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神様も仏の救いもない人生(ひとよ)自分一人で生きていくのだ
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高校は中退したくせにまだ「サラバ青春」が頭に流れる
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2008年の晩夏の夕暮れの写メだけ取り出せないだろうか
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天からの 声を受け止め Ibrahim(イブラヒム) 天にひれ伏し 祖はAbraham(エイブラハム)  ※ Abraham.Lincoln = エイブラハム・リンカーン
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本の帯を気にせず捨てるひとだった帯のことだけ気にかかってる
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ままごとで あいしあってただけだから 互いになにも伝わらなかった
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毎学期末の悩みの種は過ぎ 追い風ともに坂道下る
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視線避け 怒りと覇気で殻隠(こも)る 横で聞こえる 「しあわせですよ」
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蝿が飛ぶ 潰してほしいか ガキ醜女 トラウマ襲う 無垢な心(しんぞう)
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飛び散ったパスタソースのシミぐらいなかなか消えない嫌な思い出
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お帰りが響かない居間に午前零時 冷めた肉塊と嘲る麻縄
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「異常者が見れば普通が異常だよ」よく分からんが分かる気もする
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七人が欠けることなく高齢者この世が好きな夫の兄姉
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ロマンスの日といはれずも知つてゐる叶はぬ恋の美しさをや
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冴ゆる夜2℃の世界であのビール私を待ってた24時間
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親指と人差し指で測ってる月と私の距離は5センチ
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惚れてない でも凄いんだ シューベルト(「S c h u b e r t」) 間近に見せる 人の業なり
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酔うほどに小さき我の背 一歩ずつ推しているのか 青嵐、渡る
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「ご飯食べた?」今食べてると答えても義母(はは)のマシンガン(おしゃべり)容赦なし  /電話
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かたち良き桃はそれぞれ貰われて我が家の卓に残る訳あり
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週末の疲れ押し寄せ微睡(まどろ)みぬ 目的駅を告ぐ声拾ひ
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「はい」「いいえ」 汚水排水 垂れ流し 未だ変わらぬ 国の貧しさ
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扇風機風鈴の音猫昼寝スイカ食べたい畳でごろ寝
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もうカバン からは原稿出ないけど スマホからは出てくるよ 夢を載せた 小説(ノベル )たちを
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お互いに 連れが来るのを 待っている 早くき過ぎた? ふたりで消える?
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膨(ふく)よかで 慈悲を持ちたる 国民も 骨身削れて 関節痛し
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金曜日上司すり抜け定時退社 タッセルローファー 音を立てるな
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