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誕生日 嬉しくないよ、もう。 言いながら ピンクのはなは わたしをくすぐる
9
シェーバーのかろき振えに肉挟みなおかろやかな油断の朝よ
15
彼の前で肩先震はす君からの 「二月の義理」の黒より苦し
16
大丈夫唱え続けて深呼吸 心ざわつくベッドの中で
13
冬の味覚 甘きおみかん 頬張りて 睦月もすゑかと 感慨深い
22
ねこゴハン皿に 白いおひげあり そっと拾って 天日干しする
22
ご家族と 気づいても揺れ 亡き友の 名前が緑 オンライン中
8
明け方に 底冷えのして 目を覚ます 大寒らしく 咲く梅に雪
32
ボロ負けや 卓に投げ込む 千点棒 追っかけリーチが 倍満で飛び
6
吹き抜けの 雪の舞い込む荷下ろし場 夜通し点いた灯りが翳る
15
冬晴れの 関東平野 清々し 大快晴で 気持ちも軽く
9
金曜日 仕事終えたら 帰りたい 足を阻むは 大雪の壁
14
短歌
(
うた
)
で知る大雪の地のご苦労に寒いくらいで負けてごめんと
26
車窓から 眩しい朝日 照らされて
天晴
(
てんは
)
れ渡る 関東平野
13
ふがいない自分まるっと愛せたら最強になるそんな気がする
21
一条の光はささぬ 手根管症候群の可能性あり
6
題:「今朝の風景」 光る板 指でなぞりて 世と接ぎ あさけの駅に 風ぞ立ちゐる
17
虎落笛
(
もがりぶえ
)
奏でをる戸を摺り抜けて 部屋の暖気に
包
(
くる
)
まりぬ風
28
今朝も雪 かいては積もり 積もってはかき 終わりの見えぬ このいたちごっこ
9
ぬか漬けは塩っぱく酸っぱく漬けてこそ 浅漬けなんてただのサラダよ
22
夏ならば二日で漬かるぬか漬けも 寒中ならば四日を要す
23
池を出て木の実ついばむ鴨親子 寒の合間のまろやかな朝
35
しなやかで 寝相の悪い 君の足 歩数アプリも 十歩カウント
7
北国の開閉ボタンが付いている車輌が欲しやこの寒波なら
23
金髪にピアスをあけてまなじりにラインを引けど GaLには遠し
8
カレーの日 夜に食べよと 店寄るも 寒い身体は シチューを欲し
35
震えてる場合じゃないな同病が昇段審査を受けると聞けば
10
打ち合わせ 終えしデスクに 缶入りの 甘酒差し入れ ホッと一息
30
小雪舞う 深夜の路地は 寂しげも 自販機の
灯
(
ひ
)
が ぬくもりたたえ
32
あと五分 まどろみ夢の冬の朝 二度寝邪魔するアラームの音
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