緑濃き挿し木ウツギに箱根路の梅雨の花々胸を彩り
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夕の灯に山並み浮かぶ水の田の駅へ列車の止まり遠のく
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「行きずりの情けは要らぬ」とカタツムリ 果たして道路を渡り切れたか
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ふる雨はひとの想いの万華鏡 嘆きを廻せ労りとなせ
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今の時期 仕事終わりが うっすらと 明るいだけで めちゃくちゃ嬉し
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部活終え 余裕ができた 傘の中 冷たい雨も 恋しく思う
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雨である 信号を無視する車である どろっとしたアスファルトである さらば失恋
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夜空がさシールだったらいいのにな今日の終わりに星をいただく
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ビニールのフィルターを通してみるまだ起きてるあの家 私は世界を許していた
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一条(ひとすじ)の 炷(た)いた香(こう)より 火をつけた  燐寸(マッチ)の薫(かお)りに 心揺れたり
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鬱上戸とは言えないし嫌悪だけ残っていくのが離散の理由
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ダイエット 今まで何度 誓っただろう たゆたっている 決意も 腹も
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暗に告ぐ恋愛信仰やられゆく ヒトにも人にもなれない感じ
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「口惜しかったら言ってみな赤白抹茶小豆コーヒー柚子桜」 いまでも言える
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那智黒の変な踊りのお婆さん あれは失敗、格を落とした
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水底(みなそこ)の魚みたいに六月の雨を聴いてる静かな雨を
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関東人(わたしら)が何回行っても分からない 「梅田」と「キタ」と「大阪」の別
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スタンプに 返事をくれる 貴方には 私の愛を 残さず送る
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クロテッドクリームさえも甘言葉きみとわたしを照らす月夜は
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「もう好きじゃない証明をしてみせて」それは難儀ね、灰色の刻
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CMの「放出(ハナテン)中古車センター」は 在庫放出と思ってました(在阪時代)
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疲れたも 眠いもとっくに 通り越し 街眺めつつ 宵の帰路につく
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君の手をひとさしゆびでなぞったら 恐らくそれは朝日のかたち
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難波(なんば)とか喜連瓜破(きれうりわり)は分かるけど 放出(はなてん)だけは理解できない(関西人の皆様へ)
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恋をするそのこと自体がセクハラと 認定される中年男ら
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聞き耳を立てて束の間「学習会」モノサシトンボの由来など聞く=吟行会、題詠 束の間
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「いきものを抱いていないと眠れない」「誘い文句にしては難解」
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革靴をラーメンの具にしてた店 今は潰れた 脱税だってさ
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君の名は ? 「 … … 」 君の名は 名も知らぬ花 名も知らぬ虫
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雨あたり うつむき歩く 川べりに 空に届けと たちあおい咲く
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