青田より炎(ほむら)の如く立ち昇る 陽に炙られし泥のため息
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サックスの 練習重ねる 夫(つま)の汗 汗の数だけ きっと上達
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地区予選 始まるものなら 甲子園 優勝校の 監督然り
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お爺ちゃん今日もAV見てたでしょ鰻あげない精が付くから
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チビ猫は 「ろいず」のおはこも すきなのよ ほどよくあたたか かんしょく(感触)もよし
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朝起きてラッキーカラー今日は何アサガオに聞き同じ色着る
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手間掛けた分だけ満ちて咲く花の素直さを抱き癒えしベランダ
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熱中症警戒アラート5%(ぱー)オフ食品売場の内(うち)と外かな
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生き延びて土中でとき待つ幼蝉は光を浴びて命繋ぐか
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鳥除けの ネットを仕掛けた 翌朝に 果実を突つく カラスの一味
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今年初 高温警戒 発表に 驚きもせず なれって怖い  
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東雲(しののめ)の空に泣け泣け明け鴉(がらす)夢追ひ人をあくがらすまで
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独白に独白返る同期かな 既読の数がまたひとつ増え
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新生児 結んでひらく にぎにぎと 広い世界の手ざわりいかが
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自転車に跨る前にバンダナをキュッと締め込み気も引き締める
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蕾抱く茎を確かめ花がらを摘むのが癖になりぬこの頃
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頓服の夜重ねれば逢いたくて 薬包ばかり散らばる履歴
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信号の赤が綺麗と言う君の乱視気になり笑えぬ夜道
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傾いた民家 高速降りるときパニックになるまでは憐れむ
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除湿して二十六度の室温に羽毛を掛けて朝へ熟睡
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溢れても 持て余すほどの 夕暮れだ 言葉よ喉に つかえて消えて
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fuuri
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高齢でオシメだけれど人生がこれでおしめえとは思うまい
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三時間おなじ曲聴き三ページ課題進まず あー夏休み
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チャリの夏アチャチャチャーと百キロを走れば腹がヘロパと凹み
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熱投はいつも強気の荒れ球で打たせて取ってまたも完投
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そそくさと夫は畑の見回りを済ませテレビの中に大谷探す
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水色の 色鉛筆を 空の青 海の青はと 冷めし コーヒー
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集う蚊を全て吸い込む機作り儲ける人よ現れてくれ「機、はた」
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押し黙る父子とならぶカウンターちがうもの食う同じ眼鏡で
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