日焼けしてひび割れだした腕の皮膚 羽化した蝉の茶翅の様に
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梅雨明けだ朝日浴びたる向日葵やきみとみている未来照らせよ
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夏時計 正午過ぎたるを 知らせるは 鳩の代わりに 蝉時雨なり
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フィットネスウェアを着ている人の吸う煙草の煙に巻かれるヘルス
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名を呼べば モフられ形態 撫での仰せ あと何形態 変身残すや
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吾子笑ふ駄洒落ばかりの小噺につられて笑ふ妻も吾も
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海の日に梅雨明け迎え横浜の陸は猛暑で塩飴売れる
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うたかたの詩(うた)に癒され頷くも流れの底の氷の笑みは
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闘いは 倒れてのちやむ 教えられ うれしきことも なきまま往くか
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休憩に 飲む麦茶は 比類なき 銘柄あれど 釣瓶から汲む
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お刺身を退院祝に出したくて自動ドア前開店まで立つ
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namid
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この家を 出ていけぬわけ だだひとつ 三十五年の 住宅ローン
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ねこのおひげ せんよう(専用)・いれもの あるんだよ きりのはこ(桐の箱)なの おなまえいりよ
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みんみんと漫画の音喩の字のままに 朝っぱらから蝉が初鳴き
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これもまたいい刺激にはなるのやも一度の歯医者に四つ歌詠む
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夜風浴び窓辺で眺む遠花火 微かな音に光りては消ゆ
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娘(こ)の浴衣孫に調え夏祭り 母のお下がり喜び纏う
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今日こそは ブルーベリー 買えました 汗ばむ口に おいしさひとしお
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畑にてこんにちはと言う若き声驚いて見るこの子誰の子
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atsus
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花柄の長袖シャツが蚊を断ちて満つ草花へ水撒きし朝
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問い合わせ 「先日メールした件で...」 長々と文面 煎じ詰める
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四十は 「不惑の歳」と 言われるが 我が心 フワフワ空(くう)を舞う
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法事など なくて構わぬ 自他ともに 心の中で 弔えばよし
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里がえりWカップ決勝を祖父と孫観る夏のきらめき
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湯をはって冷酒あおるこの家にひとりで四日すごす幕開け
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この暑さ 感じないよな おまじない 考案したい 冷房の中
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今日も晴れ 窓から見える 青空と 白い雲二つ 海へ行く朝
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蝉の声 参拝の道 汗だくで にじむ御朱印 夏の影落ち
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