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熱帯夜 乱れる音は 燻りて 雷が轟く 今日明日どこか
9
五部屋あり エアコン1台 寒暖差 内に外にと カラダ分裂
9
老いたれば こぼれ落ちてく 命あり 言わずもわかる 報道見れば
13
よい歌が洗髪中に降ってきて紙筆もなし風呂場なりけり
15
どどかーんと市場にひびく雷鳴か 地元のそらはシアワセのそら
3
枯れ木すらきれいに見える午後
6
時
老竹色
(
おいたけいろ
)
の竜が昇った/折句・かき氷
8
熱帯夜 寝言に宿る 言の葉に 朧気なれど 霧は晴れ行く
9
大いなる力にともなう責任と コバンザメとか バナメイエビとか
5
私のこと分かったふうでもムカつくし分かってないのもなんか嫌だし
11
小躯だが 巨体に闘ひ 挑みたる 畳の上に 我が生き様あり
11
闘ひを 始めしゆゑに 進むしかなし 倒れし者の 鎮魂のため
10
早く来い この椅子譲りたし 闘いし 我には安住 まだ許されぬ
10
次の夜へ駆け落ちていく希望だけ
(
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え
)
ゆくへも知らぬ 恋の道かな /046/100 曽禰好忠
11
おかえりの夕餉の窓は後方にアクセルを踏む足はただ、今
6
競り合ひて 手に入れたるも 満身創痍 戦ふことしか 知らぬ身ゆゑに
14
一泊で膝が壊れて泣きたいよこれじゃ楽しい場所には行けず/膝痛哀歌
32
今住むはかつて海山湖の
屍
(
しかばね
)
の上思ひあがるな
8
倒れたら ヘリポートに 捨ててくれ ヤモリの如く 風化するまで
15
在屋頂
(
やねのうえ
)
一只老猫看天空
(
おいたるねこがそらをみる
)
等往虹橋的航班
(
にじのはしへのフライトまって
)
11
真夏日の手前の気温が二日きて窓からの風これほど優し
25
御朱印を集める妻につきあって 登る階段 無理しなさんな
13
この恋は連なって咲くジキタリス 効きすぎたかなあなたの胸に
7
完全に沈黙してる反抗期 エヴァかおまえはイヤホン外せ
9
蓋開かぬカルピスソーダを手渡せる人がいずともしあわせなこと
9
この背にて 五百旗率い 戦えど 妻子も背負えぬ わが人生よ
11
走り来て 座ってみたる この椅子も なんということなし 昔日を返せ
12
なんのため いきてるのだろ いみもなく ただひがすぎる つまらぬ常世
9
認知症 施設で過ごす 理に
適
(
かな
)
い 暑さ寒さも 生きる食事も
14
税のため イベント三つ 地方都市 遅延立ち乗り 蒸し暑き中
9
住之江の 波間引き裂く 水飛沫 白き弧をかく モンキーターン
8
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