目が合ってすぐにそらしてはにかむと自信を持っていいって合図
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ちゃん付けで呼べばそいつがパスワードセーフモードで起動する母
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影伸びて 彷徨う右手 行き場なく 「またね」を告げる あきの風吹く
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猫騒ぐそのうち熊も来そうだな窓から中を狸が見てた/庭荒れて
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楽しかった?と 鏡の中の我に尋く 楽しかった!と 笑顔が返る
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鮮やかな紅に染まるや秋の雲 夕影の酒帳の中へ
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紅眩し帳の前の瞬きは酒飲む息を吸い忘れたり / 秋の夕暮れ、晩酌してます
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今この目に入った光は、8分前、定刻通り離陸した太陽
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ひとつづつ ベッドに投げる ぬいぐるみ キミは笑って 僕に投げつけ
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投げたクマ 顔に当たって しんとなる ごごめんと俺 舌を出すキミ
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母さんと栗の実煮てます囲炉裏ばた先に熊にあげな街に降りてくるか お題・童歌
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十六夜いざよいの明るき月を見たくって裸足で探すベランダの端(再考)
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腹切れば同じ血と肉同士の恋 それでも百合と言えるか ヒトだ
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退院の翌朝に母転びたり 仰ぎ見るそら 日は冬隣
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泣きつかれ引っ張られても変わらない反射しているほつれた糸が
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ド緊張1年ぶりのヘアサロンしかも初めてどんな姉さん?
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想像が 膨らみ過ぎて パッーンと 割れないほどに 思い描こう
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遠過ぎずだが近くもないこの恋にヶ月焦れてる私を見てよ
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こちらこそ仲良くしようとは言うけれどあと半年でどうすりゃいいか
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やや傷や汚れがついた人形をアプリで売った夜の三日月
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夢の世界 ゆく前に カフェでプリンかな 和紅茶にミルクは 合わんかったかも
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腕があると面白くないから腕がある銅像を見たことがない
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立冬と いうことですが こちらでは 雪も降り出し ちゃんとした冬
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好きだった31のフレーバーも覚えてない程度の恋か
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あのひとに届かなくていいので誰か私の話を聞いて下さい
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虐殺や侵略続く空の上くっきり架かる一筋の虹
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窓越しに 見つめる花火 おちていく 晴れた日に降る 雨みたいだね
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縁側に さぼした籠を見逃さず 灰色猫がちゃっかり昼寝
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北からの 風にも慈悲の 心あり 小春日和の 立冬となり
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できること、増えてく君が愛おしい。それも私の幸せだから。
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