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燻炭を撒いて融雪促すも 新雪積もって元の木阿弥
19
シャンプーの泡に流して
解
(
ほぐ
)
れたら浮きて心は歌に染められ
21
寒桜
春疾風
(
はるはやて
)
に 吹かれよと 動じることなく ブレることなく
6
冴ゆる宵
雨水
(
うすい
)
の
今日
(
けふ
)
は 西空に 陸橋渡らば 見ゆる
二日月
(
ふつかづき
)
/二十四節気
36
曙光射し金色鈍く光る山浄土の色の漏れ出るよう/西の山
22
資源ゴミ 捨てに行った 丸まった 背筋伸ばして 寒さ散らした
4
集まり散じて人が変われば 仰ぐ理想は流転するもの(赤茄子日本翁へ返歌)
16
みそひとの呂律の波の荒ぶれば詠み手読み手の櫂の抜き差し
17
老爺ひとり峠を下る杣道の目に映りしは苫の煙か
13
花笠の紅梅香る木の肌の皺に触れば温き木の精
33
好きですと言われて心が跳ねたのは 君が最初で未だに最後
22
公園のパンジー美し花の道 春は隣と五感に感ず
41
吟醸酒 嗜むほどに酔ふほどに 人肌恋し如月の夜
22
老眼にハンダごて持ち思い出す子供の頃の鉱石ラジオ
18
生き終えた細胞で覆う脂肪の身 離せやしないし今世は脳幹
6
美しい言葉が一生似合えない 百合の花より窒素がほしい
8
目覚ましの アラーム音が なる前に 必ず起きて アラームを消す
5
けふもわたしが生きてゐると云ふダダイスム也 爪を噛み
6
未だなほ 流異譚の積もりで眺むる ひとの群れ
4
砂場ではルールは無用、誰彼も好きなお城を拵えるのです。
8
言質なし 青い宰相 見て思う 轢かれたレールで 「喜怒哀楽」
9
笑み浮かべ 逝きしあなたの 面影を 独りたどるは 梅花の旅路
14
大発見ポンカン三つで頭痛OFFノーベル賞って貰えるのかな
12
悪代官お酒に呑まれ顎骨折あらあら大変ご自愛ください
11
将来を夢に描いて捨てて来た過去はきっちり抱えています
36
オリンピック 静かな実況 好ましき その瞬間に 身を合わす
6
子供らが初めて食べる「おいしい」をあとどれくらい見れるだろうか
37
報われぬ 悲しい夜に 付き添いす 懐中電灯 ファンヒーター
7
夕月夜 なれにし袖の梅の香を標とぞせむ 夢の通ひ路
20
日々生きる 意味をつとから 考える 「お早う」 「お休み」 「行ってきます」
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