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渋柿の皮むきて吊るす妻の手の黒ずむほどに
簾
(
すだれ
)
のびたり
12
晩秋の 夜空を焦がす松明の 火柱燃ゆる鎮魂祈りて
20
出版の夢諦めて涙する 私に才能は無かったよ
8
隙風
(
すきかぜ
)
の
痼
(
しこり
)
ほぐすや山の湯に妻の生まれ日 紅葉の今日 / 11月7日
31
補聴器を贈るという
娘
(
こ
)
のやさしさに小春日和の秋桜の海
31
学帽のゴムの白だけ引っ張って 最近髭が生え始めました
5
月灯り輝く雲はきな粉餅 ほっとスイーツ僕は紅茶で
18
ガルガル期荒ぶる妻は過敏なり 寝てるあいだに頭ないかも #カマキリ
10
靴紐に使って余った水色を雫の綾でシャツへ縫い付け
13
冬近く 頬に光りて ふたしずく 冷たい雨に 涙溶けゆく
19
雨上がり 見上げる空に 虹の橋 頬に流れる 希望の一滴
17
秋の夜長 ルイボスパッションポワールよ 単語帳でも 作ろうかしら
15
十八夜の 月は雲隠れ
朧
(
おぼろ
)
にぞ 雨の匂いよ 夜風は澄んで
21
初めての 飛行機旅行 宮古島 海月のように 制服ゆれる
15
窓開けて 掃除と洗濯 いつの間に 我が物顔の 野良猫居たり
14
面倒倒面面倒倒面倒倒面面面倒面倒倒倒
3
犬と僕と、他には何も要らぬから どこか遠くの
場所
(
ほし
)
へ往きたい
18
言い回し 五文字七文字 思いつき いつか役立つ とりあえずメモ
9
島村で 弦を光らせ 待ちわびる 誰かの指で 星となる日を
15
夕焼けの一番綺麗なところには思い出せない思い出がある
21
幼き日乗った車を運転する 昔は空を見るだけだった
18
なんてことない風景が愛おしいうどん屋さんで心ぽかぽか
18
自分だけ好きなことしていいのかと、耐えて働く人見て悩む。
7
FRIDAYスクープされたタレントの横でモザイクの俺と彼女
30
酉の市 見世物小屋に躊躇する 内なる煩悩 覗かれるようで
10
帰り際氷のくぼみのところにストロー当てて残りを吸った
27
痩せようと言われて痩せる気が起きず平気だよって刺さる言葉だ
23
病院でインフルエンザワクチンを打つ直前に風邪うつされた
25
予定より早く終わって暇だから好きなアイドルで打線を組む
18
いや違うそのエピソードは会長じゃなくて社長のエピソードだ
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